報道の劣化が顕著です。
特に、先月行われた総選挙は、前月の自民党総裁選過剰報道にはじまり、完全に大手新聞・TV局が、自民・公明・維新の側に露骨に立って「報道」をしていました。
この姿勢は選挙後も変わっていません。
その理由としては、この10年近くの間に行われた「政権を批判するニュースキャスターは圧力をかけて降板させる」などといった、報道介入があります。
もっとも、それ以前も今よりはかなりマシでしたが、ここまで露骨でなくても、権力の側には立っていました。
そのような体質があるからこそ、現在の露骨な権力より報道があるわけです。
要は、80年前の大本営発表時代の体質を変えずにずっとここまで来ているわけです。
だからこそあっさりと「先祖返り」してしまったわけです。
根本から変えない限り「まともな報道」はできないのだな、と改めて確信しました。