二段階捏造

 NHKが年末に流した五輪礼賛番組で、「五輪反対デモに参加していた人が、金銭を貰っていた」という事実と全く異なる捏造報道を行いました。
 これだけでも「公共放送」失格です。
 しかし酷いのはこれにとどまりません。これが嘘だとバレたら、今度は「字幕が不適切だった」「取材されていた人がデモに参加した事実は確認できなかった」などと発表したのです。
 これは、「五輪反対デモに金銭が支払われたというのは事実だが、字幕の文言に問題があり、また取材対象者が金銭を貰ってデモに参加したとは思われるが、該当者に関しては確認が取れなかった」と言っているのと同じです。
 つまり、「報道は事実だが、いくつかミスがあった」とごまかしているわけです。
 つまり、嘘がバレても、言葉巧みに嘘を付き続けているわけです。
 事実は、NHKが、「金を貰って五輪反対デモに参加」という嘘をデッチあげて、視聴者を騙すための番組を作った、以外の何物でもありません。
 それが判明しても、何とかして人々を騙そうと悪あがきをしているわけです。
 もちろん、このNHKのフェイクぶりは今に始まった事ではありません。安倍政権が始まってからの約10年ですっかり視聴者を騙す放送局に成り下がってしまいました。
 もはや、NHKの正しい視聴方法は「流れている事は全てウソの可能性があると疑って見る」になってしまったと言わざるを得ません。