「民営化するとサービスが良くなる」という嘘

 35年前、国鉄の民営化を政府が進め、それをマスコミが無批判で推進していました。
 そのとき、マスコミ紙面を賑わせた言説に「民営化すると競争意識ができて、サービスが向上する」というのがありました。
 民営化してサービスが向上するならば、公共サービスはみな民営化すればいい、という事になります。
 しかし、こんな低レベルな詭弁が、新聞・TVとで一斉に流されました。
 営利企業になって儲けを挙げるための手段として、サービスを良くする、というのがあるのは事実です。
 しかし、あくまでもそれは、利益を挙げるための手段の一つでしかありません。
 逆に、サービスを悪化させ、経費を削って利益を挙げる、という手段もあります。もちろん、35年前にもそういう事例がありました。
 そして実際に、民営化したJRは、路線廃止・人員削減など利益のために様々なサービスを削ってきました。
 その結果、地元の幕張本郷駅などは、ホームも出札も無人化され、早朝には改札も無人、つまり駅員ゼロになってしまいました。
 このような「民営化によるサービス低下」が多々存在しているのに、いまだに「公共サービスの民営化」を熱心に進める政党や自治体があり、それをマスコミが応援しています。
 どんなにネタバレしても、嘘を繰り返せばそれがまかり通る、というのは本当に嫌なものですが、それが今の社会の現実です。
 もちろん、このままでいいわけではありません。