目の前をトラックが走っていました。
荷台をはみ出るほどの長い鋼材を積んでいます。その先端には布がぶらさがっていました。
これは危険防止のため、「荷物の後ろに赤い布を付ける」と道交法に定められているものです。
しかし、その「赤い布」は長年使いまわして洗っていないため、かなりくすんだ色になっていました。
目立たせて注意喚起するために「赤い布」と定められているのですが、これではその役目を果たしません。
経費節減のため、洗濯や更新をしないわけですが、その結果、危険が生じるわけです。
この「儲けのために安全を軽視」は日本の各所で行われており、その結果、深刻な事故も起きています。
一企業の問題でなく、全体的に考え方を変えなければ、このような危険性はなくならないだろうな、と思いました。