負けに不思議の負けなし

 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というのは至言だと思います。
 趣味で将棋をやっていた(まだ引退したわけではありませんが…)時に、何千回も勝ったり負けたりしましたが、「不思議の負け」は一度もありませんでした。
 一方で「不思議の勝ち」は山程経験しています。もちろん、勝ちに至るまでに自分が頑張った事は確かなのですが、それ以上に、相手の間違いで勝てた、という印象のほうが強いのです。
 ただ、これはある意味救いがあります。負ける原因がどこかにあるのですから、それを分析・改善すれば次の勝利につながります。
 これが、「不思議の負け」と思っていると、いつまでたっても勝利につながりません。
 そういう意味でも、この「負けに不思議の負けなし」は重要な言葉だと思っています。