できない事を「できない」と言う必要性

 世の中には、明らかに「できない事」があります。
 それを無理やり「できないことを出来る」ようにすると、歪みやひずみが生じます。
 たとえば、リニア新幹線を無理やり造れば、多大な環境破壊や生活被害が発生します。
 日常の仕事においても、できないことを無理やりやらせた結果、過労死や過重労働による心身疾患が発生しているわけです。
 できない事を無理やりやらせようとする人は、それらの被害者を無視するから「できないとは言わせない」などと言うわけです。
 そういう被害にあわないためにも、できないことをしろ、と言われたら「できない。どうしても実行したいならあなたがやって下さい」と言える風潮を作る必要があると思っています。