「都道府県境」の無意味

 先日も書きましたが、新型コロナ対策で「都道府県境を越える移動は控えましょう」などと要請するのはまったくもって無意味です。
 自分もかつて、千葉から東京に通勤していました。リモートワークに徹するどころか、各地の拠点を飛び回るような仕事でした。ということは、要請にしたがえば、失業するよりありません。
 心底徹底させるなら、そういう会社員にも給与を保証して休職してもらうよりありませんが、自公政権はそんな事をする気は毛頭ありません。
 そして、感染したら「都道府県境を超えたから」と自己責任扱いされてしまうわけです。
 一方で、都心と伊豆諸島や小笠原への移動は可となってしまうのですから、いかに無茶苦茶かがわかります。
 昨年の春ならともかく、一年半経っているのです。にも関わらず、こんな事を言い続けているところからも、日本で暮らす人を感染から守る気がないことはよくわかります。