パラ観戦の「教育効果」

 多くの自治体が取りやめた中、千葉市など、一部の自治体は、いまだの子どもをパラリンピック会場で集団観戦させることに固執しています。
 その理由として、「教育効果」という言葉が使われています。
 しかし、具体的にどんな効果があるのかは語られていません。
 少なくとも、コロナ感染爆発かつ、変異株で子どものリスクが急増している中、バスに乗せて会場に行かせてまで得られる「教育効果」などあるのでしょうか。
 そして、その「教育効果」なるものは、感染して本人やその家族が命を失う危険や、重大な後遺症を負うリスクを取ってまで得るべきものなのでしょうか。
 そう考えれば、推進派の理屈が詭弁に近いものであることがよくわかります。
 あと、マスコミも、賛否両論みたいな「ニセ中立報道」をするのでなく、自分の頭で考え、専門家の意見を踏まえて、すべきかどうかを明確に報道すべきです。