頑張りと結果は比例しない

 「努力をすればそれに応じた結果が出る」という考えを多くの人が持っています。
 もちろん、何も努力をしなければ結果は出ません。そういう意味では、完全な間違いではありません。
 だからと言って、一日24時間努力を続けて、成果が出るでしょうか。
 もちろん、そんな事をしたら、心身が壊れてしまい、結果など出るわけがありません。
 当然ながら、努力量を増やして成果を出す大前提に、「心身の健康を保てる範囲内で」というのがあるのです。
 ところが、この当然の事を無視して、ひたすら努力量を増大することで結果が出ると主張し、実践を求める人や組織が多々存在します。
 それが異常だという事が共通認識にならないかぎり、この「際限ない努力を求めた結果失敗する」という事例はなくならないだろうと思っています。