2つの意味での「最後の大会」

 職場が主催している囲碁将棋大会の運営を行いました。
 今月末で退職するので、最後の運営になります。
 その感慨を味わいながら運営していたのですが、もう一つの「最後」がありました。
 大会の審判長をお願いしている将棋のプロ棋士は、自分が将棋連盟で「将棋マガジン」の編集をやっていた時に、携わっていた人でした。
 率直に言って、この仕事において、職場での人間関係は最悪でした。そのプロ棋士にも、はっきり嫌われていました。
 もっとも、周りの意見を無視して自分のやりたい事を続けた結果、この仕事をした結果、自分の人生における最大の「宝物」を得ることができたので、当時のことは、一切後悔していません。
 それはともかく、そのプロ棋士に年齢や病気のため、今回で最後にしてほしい、と言われました。
 奇しくも、自分と同時に「最後の大会」になったわけです。
 そのめぐり合わせの不思議さを感じるとともに、何とか運営を終え、この大会に別れを告げました。