FLASHの残骸

 労働法の事をネットで調べていたら、連合のサイトにたどりつきました。
 記載されている文章は非常に有益でした。一方、その画面の上には「Adobe Flash Playerのサポートは終了しました」という文字と、灰色の大きな長方形がありました。
 かつて、FLASHは、WEBサイトに動画を表示させるなどの機能が重宝され、様々なサイトで使われていました。
 ブームの頂点だったころは、旅館などの公式サイトを開くと、いきなり画面いっぱいにFLASHの動画が始る、などという事が日常茶飯事でした。
 ちなみに、こちらが見たいのは旅館などの情報であり、動画ではありません。したがって、そういうサイトを見た瞬間に画面を閉じたものでしたが…。
 それほどまでに多用されたFLASHですが、重大なセキュリティ欠陥が判明しました。それもあって廃れていき、ついに昨年暮れには、供給しているAdobe社もサポートを停止しました。
 その残骸が、連合のサイトに残っていたのです。
 もちろん、そのFLASHが灰色でも、情報収集には何ら困りませんでした。
 その「残骸」を見ながら、FLASHに関するいろいろな事を思い出したりもしました。
 同時に、連合はもう少し、自分のところのサイトをメンテナンスすべきなのでは、とも思いました。