自転車走行ルールと実情

 意外と知られていませんが、今の道交法ですと、10代後半から60代の人が自転車で普通の歩道を走ると違反になります。
 つまり、原則として車道を走らねばならないのです。
 しかしながら、狭い片側一車線の道の車道を自転車で走っていると、後ろから来る自動車が気になり、おちおち走れません。
 逆に、自動車を運転していて同じ状況で前に自転車が走っていると、ぶつからないように神経をつかいつつ、どこかで抜かなければならないので、これまた落ち着きません。
 もちろん、歩道を走る自転車が、前にいる通行人をベルを鳴らしてどかせる、などというのは駄目です。
 とはいえ、車道が狭く、歩道に人がいなければ、自転車が歩道を走っていいとするような柔軟性が、自転車運転者にとっても、自動車運転者にとっても必要なのでは、と思っています。