大手書店の本店で幻滅

 隣町のM書店は、品揃えが豊富なので、愛用しています。
 今日は休みだったのですが、都心に出る用事がありました。
 東京駅で乗り換えるのですが、「そういえばM書店の本店があって、開業時、話題になっていたな」と思い出しました。
 行って見たところ、「三階」をやけに推しているようです。
 そこで上ってみました。
 そこにあったのは、コワーキングスペースと、窓から外を見ながら飲食ができる店舗スペースでした。
 蔦屋スタバと違い、未清算の本を持ち込むことはできません。
 それ自体は、売り物である本を大切にする、という考えなのだな、と共感できました。
 とはいえ、ならばどこに本屋とくっつける意味があるのか、とも思いました。
 窓際では外を見ながらビールを飲んでいる人がいて、そのすぐ後ろが普通の書店、というのはちょっと奇妙な風景でした。
 「期待していたほどではなかったな」と思ってエスカレーターで2階に降りました。
 すると、エスカレーターの踊り場一角が、大阪万博のキャラクターグッズ売り場になっていました。
 本屋に行って、まさかあの気味の悪いゲテモノキャラを大々的に見せられるとは思いませんでした。
 ちなみに、グッズ売り場に客はいませんでした。
 これからも隣町のM書店は愛用するつもりです。しかし、この本店に来ることは二度とないな、と呆れました。