深夜手当と深夜残業手当

 「深夜に働くと基本時給の1.5倍に相当する賃金を支払う必要がある」と思っている人が多々います。
 しかしこれは、厳密に言うと間違いです。
 確かに朝から働いて22時過ぎまで残業すれば、上記の通り、1.5倍を払う必要があります。
 しかしその内訳は、深夜手当25%と残業手当25%の合計です。
 もし、出勤時刻が夜の20時だったら、22時を過ぎても残業代は発生しないので、深夜手当だけの1.25倍だけでいいのです。
 10年ほど前に働いていた二つの会社で、勤怠管理システムを扱った関係で、このあたりのルールは非常に詳しくなりました。
 辞めた後は、その知識を使う機会がなかったのですが、今日は珍しくそれが話題になり、この説明をする事になりました。
 経験というのは意外なところで活きるものだな、とちょっと驚きました。