いつからか分かりませんが、「国民感情」なるものを理由に物事を決めるのが当然であるかのようになりました。
「北朝鮮に対する国民感情を考慮して、朝鮮学校への補助金支給を停止した」などがその最たるものです。
北朝鮮に好意を持つ人が少ないのは事実ですが、それを理由に行政が物事を決めていいわけがありません。
ましてや、そこで決まった事は、明らかな差別です。
他にも、生活保護の減給など、弱い立場の人を苦しめる事が、「国民感情」を口実に行われました。
論理や道理でなく、感情で政治が行われる、という異常な事態が続いているわけです。
それが通用する事も含め、本当に日本は衰退したのだな、と嘆息しています。