存在価値を疑いたくなる「こたつ記事」

 GoogleニュースやYahooに、プロ野球の落合博満氏の発言が多々表示されています。
 発信しているのはスポーツ新聞社ですが、別に落合氏に取材をしたわけではありません。
 先日、落合氏が開設したYou Tubeチャンネルに掲載されている談話をそのまま記事にしただけです。
 誰でも見れる動画の「文字起こし」が「スポーツ新聞の記事」になっているわけです。
 最近、これに限らず、ネットに出ている情報をそのまま「記事」にしているものをよく見ます。
 取材にいかず、こたつの中でパソコンやスマホを見ながらでも作れることから「こたつ記事」と揶揄されています。
 このような記事が増え続けていますが、それを見るたびに、商業新聞の存在価値について考えるようになっています。