秘密を作れば作るほど

 個人に関していえば、本人が秘密にしたい事は法に触れない限り、守られるべきです。
 しかし、組織においてはどうなのでしょうか。
 都合が悪い事を隠せば、確かに目先の困難から逃げることができます。しかし、それは何の解決にもなっていません。
 そして、秘密を作れば作るほど、今度はその管理に力を入れるようになります。
 その結果、中の人はより息苦しくなります。
 だからこそ、組織において、秘密をいうのは必要最小限にとどめなければなりませんし、秘密にしたものでも、一定期間経過後には公開するような仕組みを作らねばなりません。
 よく言う「墓場まで持っていく」という考えは、多くの人にとっては迷惑でしかありません。