朝、駅に着くと、「飯田橋駅付近での火災のため、運転見合わせ。振替輸送を行います」との案内がありました。
幸い、我が地元駅は、総武線と京成線が隣接しています。そのため、「総武線に乗る前で良かった」と思いながら、京成を使って出勤しました。
そして、夜、総武快速で帰宅していたのですが、新小岩駅で「総武快速船橋駅で人身事故があったので、快速も各駅も運転を見合わせます」との放送がありました。
新小岩から京成の駅まではかなりの距離があります。それもあって「各駅も運転見合わせなら、仕方ないから快速の中で待とう」と思って座っていたのですが、向かいのホームからは各駅が発車していました。
「運転見合わせでなかったのか?」と不思議に思いましたが、ちょっと考えて謎が解けました。
仮にここで「快速は運転見合わせですが、各駅は動いています」とアナウンスすると、全乗客が各駅に乗り換えてパニックになってしまいます。
それを防ぐために、わざと「誤情報」を流したのでしょう。
それに気づいて、各駅に乗り換えたのですが、小岩に着いたら「運転を見合わせます」とのアナウンスがありました。
仕方ないので、そこから20分くらい歩いて、京成小岩に行き、振替乗車で帰宅しました。
すぐに気づいていれば、京成の駅まで10分弱の市川か本八幡で振替乗車できたのに、と悔やみましたが、後の祭りです。
「運転見合わせ」のときは、案内放送の「裏」に気づくべき、という教訓になりました。
それにしても、通算すれば18年ほど、「千葉都民」をやっていますが、行きも帰りも振替輸送制度を利用したのは初めてだな、とちょっとした感慨がありました。