8回目の命日と思い出

 今日は、弟の八度目の命日です。
 その前日、相方があるイベントで、賞品として、メロンをもらいました。
 しかしながら、相方も自分もメロンは苦手なので、別の人に譲ったとのことでした。
 その話を聞いて思い出したのは、弟が世を去る4ヶ月前にあった話でした。
 同じように自分がメロンをもらったのですが、当然、我が家には需要がありません。
 しかし、近所に住んでいた弟は好きだったので、それを譲りました。
 今にして思えば、それが、弟に対する最後の「おすそ分け」でした。
 健在だったら、相方もメロンを持って帰り、「これを弟に」と言っていたと思います。
 そのメロンを譲るやりとりを、当時のメールで読み直しながら、「当時は当たり前だけど、今では絶対にできないこと」がたくさんあるのだな、と寂しく思いました。