懐かしのPPAP

 PPAPというと、数年前に動画で一斉を風靡した「ペンパイナッポーアッポーペン」を思い出す人が多いと思います。
 しかし、もう一つ、この言葉には意味があります。それは、一つのメールでパスワードが必要な情報を送り、もう一つのメールで、そのパスワードを送る、という通信手段(?)です。
 会社勤めをしていた頃、取引先からこれを送られるたびに面倒かつ無意味に思ったものでした。
 今日、それを10年ぶりくらいに体験しました。
 使ったのは、日本を代表する通信会社です。
 申込みにおける本人確認が厳重になった結果、申込者の身分証を求められました。
 それを「掲示板」にアップするよう連絡が来て、アドレスとIDが記されたメールと、パスワードが記されたメールが別々に送られてきました。
 まだまだこんな事をやっている企業があることに驚きました。
 日本のIT技術の退歩を日々感じていますが、今日もそれを痛感しました。
 このままだと、20年くらいしたら、狼煙でも使うようになっているのでは、などと思ったりもしました。