絶対的価値観に従う事による思考の歪み

 ある人や団体(国や宗教など)の言うことを絶対的に正しいとするのは、ある意味非常に楽です。
 なぜならば、あらゆる事象について自分で考えるという手間がなくなるからです。
 ただ、その結果、その人や団体が言う事がおかしいと感じても、自分を曲げてそれに従うことになってしまいます。
 そうなると、自身の価値基準というものがなくなり、物事を論理的・科学的にとらえられなくなってしまいます。
 楽ではあるのでしょうが、それによって思考力が歪んでしまうというのは、自分としてはありえない話です。
 自分が絶対に正しいと思いこむ必要はありませんが、どんなに信頼している人や団体でも、言っている事がおかしければ、それに自分をあわせるべきではないと強く思う、今日このごろです。