土曜日は9割方仕事なので、デーゲームは見れません。しかし、今日の福岡ドームはナイターだったため、2ヶ月ぶりに土曜のマリーンズの試合をリアルタイムで見れました。
そのホークス対マリーンズ、ホークスは新外国人で初登板即先発となったボイルズ投手、マリーンズは連勝開始の試合で快投したセラフィニ投手です。初回、いきなり四球で出た堀選手が暴投で一気に3塁に行き、福浦選手の適時打で先制。その裏、川崎選手のセーフティバントを足がかりに同点にされますが、2回表に四球をはさんで4連打して、3点勝ち越し、ボイルズ投手をKOします。
その後も、4回には2四死球、野選に挟殺失敗と、ホークスの自滅みたいな感じで1安打で2点を追加し、5回に早くも12点。これで、2試合連続、福岡県では4試合連続となる二桁得点を達成します。
セラフィニ投手は大差のついた6回に2点取られるも、ホークス打線を抑えて2連勝。その後、中継ぎが打たれますが、大勢には影響がなく、結局13対6で勝ちました。
これで「リーグ最強」だった昨年9月以来の6連勝。借金も6にまで減りました。
ライオンズ対ファイターズは許投手と金村投手が先発。ライオンズが1回に先制しますが、5回にセギノール選手の3ランで逆転。6・7回にも追加点を挙げ、7対4で勝ちました。
バファローズ対ブルーウェーブは4対4で昨日に続いて延長戦に。10回裏、1死満塁でブルーウェーブは外野手を一人内野にもってくるシフトを敷き、川口選手を内野ゴロに打ち取りますが、続く来日2試合目のマリオ選手がサヨナラ打を打ち、バファローズが勝ちました。
札幌のスワローズ対タイガースはベバリン投手と井川投手が先発。スワローズが2回に1点先制し、ベバリン投手が6回までタイガース打線を抑えて1対0で7回に。
ところが、この回に1安打と2四球で1死満塁。ここで代打・葛城選手のレフトファウルフライをラミレス選手が取って犠飛となり同点に。そして金本選手がこの回3度目の四球を選んで再び満塁にします。ここでスワローズは移籍後いい働きをしている田中投手が登板。檜山選手を2塁ゴロに打ち取りますが、これが一塁悪送球となり、二人が帰って逆転(記録はワンヒットワンエラー)。続いて登板したのは元ブルーウェーブの杉本投手。しかし、元同僚のアリアス選手に3ランを打たれ、この回一挙6点で試合を決めました。前回の読売三連戦といい、昨年の「つないで一気に点を取る打線」が復活しつつあるようです。
ベイスターズ対ドラゴンズは、二年目の土居投手と山本昌投手が先発。土居投手は4回2/3で降板しますが、5回にベイスターズが勝ち越し。最後は斎藤投手−佐々木投手という「東北リレー」で勝ちきりました。ベイスターズ二番手の富岡投手が10年目のプロ初勝利を挙げています。
カープ対読売は河内投手と上原投手が先発。ここのところ連勝中の上原投手ですが、今日は6回に嶋選手に勝ち越し2ランを打たれるなど6失点。カープは8回にも追加点を挙げ、7対5で逃げ切りました。
今日のスポーツ紙で、日刊は「代表者会議で何も決められなかった」が一面。まあ、出席メンバーは「本社の部長クラス」です。まさかそこでいきなり重大な決定ができるわけがありません。ご丁寧に下のほうに読売オーナーの写真入で「あそこで決めれるわけがない」みたいな事を書いています。
一見、プロ野球経営陣への批判みたいですが、要は「決定権は読売オーナーにある」というのを宣伝しているだけでは、と思いました。
一方、昨日の一面「ヤクルトとロッテ合併」を即座にスワローズ公式ページで否定されたスポニチ。そのスワローズのサイトに関する言及などなく、両球団トップの具体性のない会話を元に相変わらず「合併」と2面でやっていました。球団の公式サイトのトップに載っている文章を無視するとはすごい「取材」です。
また、報知はこのスポニチ報道を否定し、スワローズサイトの件も記載しています。しかし、もちろん目的は「正確な報道」ではありません。「親会社の意向」として「パの6球団を4球団に減らし、セがパを吸収する形で1リーグ」という形にしたいため、「パとセの球団が合併」はまずいのでしょう。そこで、6月13日の合併発表の翌日から言いつづけている「ホークスとマリーンズ」ネタをまた持ち出します。もちろん、具体的な「証拠」はありません。ちなみに報知は、他紙が大きく報じた、昨日の工藤投手の「ライブドア買収賛成」を黙殺しました。これまた「親会社の意向」によるものなのでしょうね。
それにしても、両紙とも、よほどマリーンズをつぶしたいようです。まあ、昨日までの5連勝も「ベタ記事」ですし、彼らにとってはマリーンズなどあってもなくてもいいようなものなのでしょうね。これからも「報道」ではなく「追従」に主眼を置いた記事をどんどん書きつづけるのでしょう。