マリーンズ対バファローズ。小宮山投手とバーン投手の先発でしたが、小宮山投手はまたもや中盤に失点し、同点で降板。またもや復帰後初勝利はなりませんでした。ただ、試合後の談話などを聞いていると、かなり調子はつかめているようです。当分は先発ローテーションにいるようなので、ぜひとも先発勝利を挙げてほしいものですが・・・。
その後、薮田投手・さらには新たに中継ぎになった小野晋吾投手が好投。一方、バファローズもバーン投手さらには小池投手が好投し、延長戦に入ります。そして、両チームとも同点ながら「抑えのエース」を投入。小林雅英投手は延長10回の1死2塁のピンチをしのぎました。そして9回から登板のカラスコ投手に対し、10回2死無走者から福浦選手がこの日5本目の安打となる二塁打を打ち、さらに敬遠後に初芝選手にサヨナラ打が出ました。これでマリーンズは3連勝。ゲーム差なしながら、3位に浮上しています。
ちなみに5安打の福浦選手はこれで打率を3割台に。4日前の金曜に観戦したときは2割2分だった事を考えると、序盤とはいえ驚かされます。
ブルーウェーブ対ホークスは具選手がホークス打線を5安打に抑えましたが、そのうち3安打が本塁打。一方、ブルーウェーブは12安打を放ちながら1点しか取れない拙攻で敗れています。グーリン投手が3勝目、新人の三瀬投手が3セーブ目を挙げています。
ライオンズ対ファイターズは、序盤からライオンズが4点を取り、その後も追加点を挙げ、またまた快勝。これで貯金を8としています。
ドラゴンズ対タイガースは、前期終盤に故障で離脱した久保田投手が久々の登板。あまり内容はよくなかったようですが、打線が9点取った事もあり、勝ち投手となっています。
また、11日前の試合で頭部に死球を受けて欠場していたキンケード選手が久々に出場。復帰第一打席はなんと「二打席連続」となる死球でした。さらに9回にもこの日2度目の死球。なんと、チーム16試合、出場8試合で8個目です。死球の年間記録は、1952年の岩本義行(大洋)の24だそうですが、このペースなら、軽く更新してしまいそうです。
スワローズ対カープは、首位カープが今日も8回までリード。ところが8回から登板した佐々岡投手が連打を浴び、一気に逆転されてしまい、連勝は6で止まりました。
読売対ベイスターズは、接戦のまま終盤へ。8回裏に押し出し死球で読売が勝ち越し、さらに突き放す好機に、既に150球くらい投げている上原投手をそのまま打席に立たせてアウトに。そして9回表2死無走者から1四球を放ち、ベイスターズ打線が3連打で3点を取り、一気に逆転しました。その裏は当然佐々木投手が登板。いきなり走者を二人出すなど、かつての対読売での圧倒的な投球ではありませんでしたが、その後はきっちり抑えてセーブを挙げました。
9回表に登板させる選手で、150球近く投げている上原投手より信用できるリリーフがいなかった、という事なのでしょうか。いろいろな意味で不思議です。これで読売は首位から3.5ゲーム差とはいえ、「最下位」となっています。
ところで、ダイエー球団の社長人事のゴタゴタにつけこみ、読売のオーナーが、「球団解散」みたいな事を言い出しました。いつものパターンですが、ファンのことを考えると、今すぐにダイエーをつぶすわけにはいかないが、シーズンオフには考えなければいけない。などとも言っています。まさかあの人に「ファンのことを考えると」などという思考ができるとは思いませんでした。正直驚いています。
せっかくそこまで「進歩」したのですから、ぜひともより「ファンの事を考えて」ほしいものです。たとえば、ファンから「球界から消えうせてほしい人アンケート」を取って、そこで1位になった人を球界から永久追放する、などという企画でもやってみてはいかがでしょうか。