2003年7月後半のつれづれの野球見物日誌

2003/7/31 1イニング限定ユニフォーム
 タイガースは4点先制したものの、先発の下柳投手が久々に崩れてベイスターズに逆転負けしました。3連戦で負け越したのは6月6〜8日のスワローズ戦以来とか。負けて改めて今期の好調ぶりがわかります。というわけでマジックは32のまま。
 もう一試合が日テレ中継の読売−ドラゴンズ戦ということもあり、ずっとタイガース戦を見ていたのですが、攻守交替時にちょっとまわしたところ、いきなり大西選手が9回表に2対2から決勝3ランを打ちました。チャンネルを変えたらすぐにこういう場面を見れると、えらく得した気分になります。
 ところで、その3ランの時、チャンネルを切り替えたばかりの私でも走者1・3塁という事は認識していました。しかし、アナウンサーは「大西の2ラン!」と放送。そのまま気づかず、大西選手がホームインしたときに「4対2になりました」と言い、そこで画面の得点表示を見て初めて3ランという事に気づいたような感じでした。
 大西選手が打席に立っていた時から、「9回裏は清原選手からです。清原選手にはサヨナラの最多記録(?)がかかっています」などと現状と無関係な事を言っていましたが、試合の現況も把握せずにそんな事を言うのは「アナウンス」ではありません。日テレに限りませんが、アナウンサーが余計な事を言って肝心の実況がおろそかになる、という状態はしばしば見ます。自らの業務の本質をきちんと認識してほしいものです。

 ところで、昨日、ドラゴンズからウェーバーでシーズン中にベイスターズに移籍したギャラード投手が、調整のため、シーレックスで先発して1イニングだけ投げました。1日から一軍合流との事ですから、今後順調な成績を挙げることができれば、この1イニングが最初で最後のシーレックスのユニフォームということになります。見た人はかなり貴重な経験をしたのかもしれません。
(※などと書いたら、翌日、一軍登録されていませんでした。もう一回ほどシーレックスで投げてようです。)

2003/7/30 「ファン」の定義
 昨日の試合、最後にファウルフライを捕球した後の多村選手の動きが変だったので、不思議に思っていました。ニュースを見たところ、レフトスタンドにいた輩が捕球体勢に入ったところで、物を投げ込んだせいだと紹介されていました。こういう時、よく「心ないファン」などと言いますが、こういう輩を「ファン」と表現する事自体、一介の野球ファンとしては不快です。試合を妨げるために物を投げ込むのだから、野球を妨害しに来た異常者でしかありません。
 サッカーだとよく、このような問題を起こした人物に対し、入場禁止などの措置を講じているようです。また、「フーリガン」などになると、国際的な防御網をひいたりします。野球でもぜひこの制度を取り入れて、異常な妨害者はどんどん排除してもらいたいものです。

 さて今日のタイガース対ベイスターズ戦ですが、帰宅したら3対1でしたが、3割打者の鈴木尚選手に代打を出すという山下采配が的中して1点差につめよられました。なまじ16連勝していただけに、こうなると反動がくるのでは、と不安になるものです。しかし、そこからリリーフした安藤投手の好投で後続を絶ち、何とか勝ちました。ウイリアムス投手が不調だからとはいえ、安藤投手に2回1/3を投げさせた、というのはちょっと心配になりました。いずれにせよ、これでマジックは32に。

 ライオンズ対マリーンズ戦は久々の先発の松坂投手に無四球完投を食らったそうです。後半戦に入った直後は、ホークス・バファローズと連続して勝ち越しましたが、結局そこから1勝5敗。ファイターズが連夜の逆転勝ちをしたことで、4位とのゲーム差は4.5まで広がってしまいました。

 首位攻防戦のホークス対バファローズ戦は、一度、バファローズが追いついたものの、ズレータ選手のタイムリーが決勝打となって勝ちました。これでゲーム差は再び5に。ヒーローインタビューを見ていたのですが、シーズン中の来日ながら、すでに福岡弁をマスター(?)したズレータ選手のチーム・地域に溶け込もうとする熱意には好感が持てました。
2003/7/29 連勝止まる
 タイガースはここまで16連勝中のベイスターズと。序盤で伊良部投手を打ち崩し、2回で6対0。その後、中継ぎ陣が頑張りましたが、打線がワンチャンスしか生かせず6対3で敗れました。さすがに16連勝もしていると、負けてもなんかホッとするような感情が生じます。
 数年前の開幕のベイスターズ戦で、FAで移籍してきたばかりの星野投手(当時)が初回に5点を取られた時は、かなりの絶望感を覚えたものでしたが、同じカード・似たような試合展開(※その時は追いついた後サヨナラ負け)でもえらい違いです。なお、ドラゴンズも負けたのでマジックは33になったようです。

 ライオンズ対マリーンズ戦は、先制したものの、あっさり逆転し、以下点を返すたびに突き放される、という展開で負けました。唯一の収穫は、一時期、読売の河原投手並みの炎上ぶりを見せていた橋本武広投手が、古巣相手に5人をきっちりおさえた事くらいですか。もっとも、その後出てきた舩木投手が四球連発で追加点を献上したため、その活躍は報われませんでしたが。
 なお、ブルーウェーブ対ファイターズ戦は、9対0からブルーウェーブが逆転負けするという昨年からの不振を象徴するような試合でした。ちなみに5回裏終了時点で9対3で、降雨で一時中断していました。ここでコールドゲームにしてもファイターズも怒らなかったとは思うのですが・・・。まあ、せこい策略を使うよりも、正々堂々とやって負けるほうが後味はいいのでしょうが・・・。
2003/7/28 新機能
 ライオンズ対マリーンズ戦をJスカイスポーツで観戦。以前からやっていたネットでのリアルタイムのデータ配信をリニューアルしたとのことで、番組中でも盛んに宣伝していました。実際に見てみたところ、確かに優秀で、その打席に入っている打者の成績が常に表示されます。データの更新も速く、TV放映と1分程度のタイムラグしかありません。ライオンズだけのサービスのようですから、おそらく資金もそこから出ているのでしょう。「新しいプロ野球の楽しみ方提案−テレビとパソコン、同時に観る時代(とき)が来た!−」と豪語するだけの事はあります。
 試合のほうはマリーンズの清水直行投手が好投したものの、8回に天敵・カブレラ選手の一発に沈み、惜しくも敗れました。ところで、中継の途中に、マリーンズの小坂選手とライオンズの松井選手の両遊撃手にファインプレーが出ました。ところが、松井選手のファインプレーは2回ほどリプレイが流れたにもかかわらず、小坂選手のファインプレーはrリプレイなし。解説者がまだ絶賛している途中だというのに、次打者の前の打席のタイムリーをリプレイしていました。
 ホームゲームなのですから、主催球団寄りになるのは別にいいです。しかし、本当に素晴らしいプレーは敵味方問わずじっくり鑑賞したいはずです。昨年、ライオンズがマリンスタジアムで優勝を決めたときのマリーンズファンの反応と、それに対する伊原監督の返礼くらい、TVのスタッフだって知っているはずでしょうに。不快というより、悲しくなりました。

 終了後は首位攻防戦のホークス−バファローズ戦にチャンネルを切り替えました。7回の表にバファローズが3点差をひっくり返したのですが、その裏なんと、小池投手が3人に四球、さらに代わった三沢・吉田豊彦投手も四球を出し、無安打で逆転されてしまいました。特に小池投手は大学卒業してドラフト指名された際の行動のこともあり、連続四球を出したあたりは不快指数倍増、という感じでした。何度も書いていますが、バファローズの中継ぎ陣の不振はかなり深刻なようです。
 さらに次の回も四球二つと安打で無死満塁。これで終わりかと思いましたが、ここでリリーフエースの高村投手を投入。三人を打ち取り、見事0点に抑えました。そして9回表2死無走者から中村・北川選手の二塁打で2点を取って逆転、その裏は2死2塁から右前打を磯部選手が「レーザービーム」で刺し、逆転勝ちしました。
 負ければ6ゲーム差がつくところだったので、かなり大きい勝利だったと言えるでしょう。バファローズファンでない私ですら、手に汗を握るような壮絶な試合でした。
2003/7/27 記録達成の日
 タイガース対ドラゴンズ戦。昨日、久々の「惨敗」をしたのですが、そうすると「これまでの神がかり的な勢いを失って連敗しだすのではないか」と少しですが不安になります。何せここ10数年、「連敗」という言葉にはすっかり慣れていますので。
 しかし、今日も帰宅したらすでに6対1と快勝ペース。井川投手も危なげがなく、打線も手堅くダメ押し点を取り、8対1で完勝。マジックは34になりました。

 マリーンズも渡辺俊介投手が完投勝ちしてこれまた8対1の快勝だったようです。渡辺投手の、腕が地面スレスレから出てくるようなアンダースローは好きなので、彼が勝つと特に嬉しく思います。ぜひ大成してもらいたいものです。

 さて、昼から夜にかけて出かけていて、帰ってタイガース戦のナイターをつけたわけですが、「他球場の結果」のところに「ホークス26−7ブルーウェーブ」という衝撃的な結果が。なんと1回裏にいきなり11点を取ったそうです。先発の吉井投手が送りバントの1アウトのみで3点取られて満塁のところで交代させたところ、リリーフ陣が火にナパームを注ぐような投球をしたようです。
 これならせめて吉井投手を続投させておいたほうがマシだった、というような気もしますが、まあ、采配以前の問題なのでしょうね。それにしても監督とヘッドコーチが解任されたのに投手コーチがいまだに留任している、というのはちょっと不思議です。
 プロ野球ニュースによると、10以上のプロ野球記録やリーグ記録が生まれたとか。「10連続安打」「先発全員打点」「先発全員マルチヒット」などが特に印象に残りました。26得点に32安打もパリーグ記録だそうです。
2003/7/26
 今日は出かけていたので何も見ていません。タイガースもマリーンズも豪快に惨敗していたようです。したがってマジックは36のままのようです。
2003/7/25
 タイガース対ドラゴンズ戦。20時過ぎに帰宅してTVをつけたら、もう7対1の大量リードで終盤に入っていました。スタメン4番の八木選手が2本の二塁打を打ったのが、特に嬉しく思いました。もっとも、中盤以降はドラゴンズのリリーフ陣に1四球のみに抑え込まれていました。そのリリーフ陣の中に前タイガースのバルデス投手がいたのは、やられたとはいえ、嬉しいことでした。いずれにせよ、これでマジックは36となりました。点灯してから1回しか負けていません。

 ファイターズ対マリーンズは先発の小林宏之投手が8回2失点10奪三振・さらには、センター前に抜けそうな当たりを、サッカーの「トラッピング」でピッチャーゴロににするなど活躍しました。しかし、それ以上にファイターズ投手陣が良かったようで、敗戦投手になってしまい、残念でした。
 今日一番驚いたのはバファローズ対ライオンズ戦でした。ライオンズ1点リードで8回裏のバファローズの攻撃が終了。これは9回裏に豊田投手が出て終わりだな、と思い、別の試合にチャンネルをかえました。その試合が終わったので戻して見たら、まだ9回表の攻撃をやっているのです。なんと、一挙8点の猛攻になっていました。バファローズは直前のマリーンズ戦も終盤の失点が目立っていました。岡本投手をはじめとする中継ぎ陣の不振はかなり深刻なようです。
2003/7/23 下克上?
 タイガース対スワローズ戦はスワローズの高卒新人の高井投手が素晴らしい投球。タイガースが矢野選手・檜山選手・片岡選手を外すという「休養オーダー」だったとはいえ、その快投は、星野監督が誉めるほどでした。一方、タイガースの大卒新人の久保田投手も9回を0点に抑える好投。こういう若さ溢れる投手戦はやはりいいものです。
 結果は延長11回裏に2死満塁からイレギュラーヒットでサヨナラ勝ち。今年の勢いがそのまま出たような結末でした。数年前、神宮にタイガース戦を見に行って延長に入った時、「どうせサヨナラ負けだろうから」と席を立ち、帰宅後に予想の正しさを確認した、などという事があったのが、遠い夢の中のようです。
 マジック対象チームがドラゴンズに変わったため、減りは一つだけで38となりました。

 一方、マリーンズ対バファローズ戦も、高卒新人の浅間投手が先発。恥ずかしながら、この選手の存在は知りませんでした。こちらはローズ選手に3ランを打たれるなど、1回表に1アウトしか取れず降板。しかしながら、終盤に追いついて、延長12回引き分けになりました。オールスター以降の6連戦、Bクラスの球団がAクラスの球団を圧倒しているのですが、この試合も「後半戦の勢いの差が出た」と言えるのかもしれません。
 いずれにせよ、雨の中、23時半くらいまで戦った選手および、応援団の皆様お疲れ様でした。
2003/7/22 またどこかで見たような
 タイガース対スワローズ戦は0対0でむかえた3回裏、先頭の今岡選手が本塁打、さらにヒットとエラーでチャンスを広げ、タイムリーで一気に3点。一瞬のチャンスに集中打で得点、というのは今期何度となく見ています。解説者が「この状況になったら、他のチームなら5点も6点も取られています、その分スワローズはやはり2位にいるだけのことがあります」と点を取られたスワローズを誉めたほどでした。
 ただ、8回2死からの登板のウイリアムズ投手は明らかに前半戦の安定度がありませんでした。何とか1失点で止まりましたが、内容は明らかにアップアップという感じ。いくらゲーム差が開いているとはいえ、油断はできません。ミニキャンプみたいな感じで再調整させる手もあるのでは、と思いました。いずれにせよ、これでマジックは39となりました。

 マリーンズ対バファローズは終盤まで2対1の接戦でした。途中に出てきたバファローズの2年目の有銘(ありめ)投手はプロ2試合目の登板。「マサカリ風投法」にヒゲづらという、印象に残りやすい投手でした。投球のほうも福浦選手を併殺に打ち取るなど、きっちり仕事をこなしていました。いろいろな意味で今後に注目です。
 8回の裏にマリーンズが中継ぎを打ち込んで、一挙5点を取り、一躍大差になったのですが、それでも9回裏は小林雅英投手が登板していました。3点くらい取ったところで、別の投手を用意してもよかったと思うのですが・・・。勝っても不思議なマリーンズベンチです。
2003/7/21 場内の雰囲気が・・・
 デーゲームのライオンズ対ブルーウェーブ戦を見ました。カブレラ選手が外角低めの地面スレスレの球を本塁打し、勝ち越し本塁打となりました。この人のホームランゾーンの広さは一体どうなっているのでしょうか。
 そのまま1点差で迎えた8回裏、先頭のカブレラ選手が今度は2塁打を打ち、ダメ押しのチャンス。ここでマクレーン選手の代打で小関選手が出場。球場内にテーマソングが流れたところからファンは大喜び。「小関」と書かれたプラカードを掲げる人もいました。しかし、そこで出たサインは送りバントでした。9回表に登板する豊田投手の防御率を考えると、ここは普通に打たせてファンを喜ばしてほしかったものです。まあ、一介の視聴者と、当事者であるライオンズ首脳陣の考えが違う事は重重承知していますが。

 その後ちょっと出かけたので、ナイターのタイガース対スワローズ戦は、8回表から見ました。相変わらず井川投手は昨年前半の凄さがないように思えるのですが、それで10連勝するのは、チームの勢いプラス基礎能力の高さゆえなのでしょうね。というわけでマジックは41となりました。

 その後はマリーンズ対バファローズ戦を観戦。8回表、無死2・3塁でローズ選手がライトに大飛球を打つも、立川選手がフェンスに激突しながらも捕球。そこから返球しようとしたのですが、激突の衝撃のせいか、球は転がってしまいました。その間に3塁走者はもちろん、2塁走者もホームインしました。しかし、どうやら2塁走者が送球が転がったのを落球と認識していたらしく、2塁でタッチアップしていなかった、という事でアピールアウトになってしまいました。送球が転がった事を考えると、実際に捕球後にスタートを切ってもホームインできたと思われます。そうなるとかなり珍しい「ツーラン犠牲フライ」になっていたと思われます。マリーンズを応援する立場ですが、貴重なものを見そびれた、とちょっと残念でした。
 結局、このアピールアウトがきいて、9回裏に波留選手の犠牲フライでサヨナラ勝ちとなりました。波留選手のヒーローインタビューなど見るのはベイスターズ時代以来でした。それはともかく、犠牲フライを打った瞬間、当然ながらベンチの選手は「手荒な祝福」をしに波留選手に突進します。その中の一人に里崎捕手がいたのですが、何故か一人、その里崎捕手の背中にヒザ蹴りをかましていた人がいました。かなりの衝撃だったようで、里崎捕手もよろけていました。蹴った選手が誰なのか特定できませんでしたが、偶然なのか、故意なのか興味深いところです。
2003/7/20 今日は何も見ていないので・・・
 一日中出かけていたので、野球は何も見ていません。とりあえず、久慈選手のサヨナラ打は嬉しいです。スワローズも負けたので、マジックは43になったようです。
2003/7/19 二日続けで両チームが似たような試合展開だったが
 タイガースは、好投の黒田投手相手に7回まで0点。8回になんとか追いつきながら、直後前田選手に勝ち越し本塁打を打たれて負けました。前田選手の本塁打は非常にいい当たりで、負けてもあまり悔しく感じないほどでした。まあ、ゲーム差ゆえの余裕なのかもしれませんが。スワローズが勝ったため、マジックは45のままです。
 マリーンズも、9回裏に追いついたもの、10回裏に突き放されて負けました。後半戦から一塁にコンバートされたフェルナンデス選手の、「記録はヒットだが、うまく捌いていればアウトにできたのでは?」というプレーが2回でて、それが失点に直結していました。なんでこんな時期にコンバートしたのかよくわかりませんが、まあ、そのへんが山本功児監督らしいといえば、らしいです。
2003/7/18 まとめてヤマ場が来ると大変
 タイガースとマリーンズと、嫁さんの応援しているベイスターズがほぼ同時に9回に突入しました。タイガースは1点リード、マリーンズは2点リード、ベイスターズは同点です。
 タイガース・マリーンズとも、安定度の高いリリーフエースがいるので、楽に逃げ切りかと思っていたのですが、タイガースのウイリアムス投手は連続デッドボールなどで2死満塁にして降板、マリーンズの小林雅投手も1点取られてなお2死2塁と同点のピンチをむかえてしまいました。
 どうなることかと思いながらこまめにチャンネルを切り替えていたのですが、タイガースは急遽登板の安藤投手が、マリーンズも小林雅投手がいずれも最後の打者を三振に打ち取り、ともに辛うじて逃げ切りました。これでマジックは45に。
 一方、ベイスターズのほうは、デニー投手が胸のすくような投球で前回の借りを返すなど、押し気味に試合を進めます。そして最後は小田島捕手の「代打サヨナラ満塁ホームラン」で決着。8回までは4点負けていた試合をひっくり返すのですから、「メイクミラクル」と言えるのかもしれません。
 ちなみに中継はベイスターズの親会社のTBSでしたが、新聞のTV欄の見出しは「Gが奇跡を起こすか?ベイが意地の反攻か?」でした。親会社なだけあって、読売が17.5ゲーム差(試合開始前)をひっくり返す「奇跡」を期待しているようです。一見、無謀なようですが、今日の幕切れを見る限り、ほんの少しですが「メイクミラクル」の可能性を期待できました。
2003/7/17 どこを向いて決めた人選?
 オリンピックのアジア予選出場候補の33人が発表されました。監督に長嶋氏・ヘッドコーチに中畑氏という陣容を反映し、現時点のセリーグのBクラス球団から最多の6人が選ばれています。特に、阿部捕手が選ばれた一方で、実力・実績に加え、オリンピック経験も豊富な古田捕手が外されているあたりは、いかにも象徴的なな人選です。
 しかも、どこかのスポーツ紙によると、長嶋監督はチームの代表意識を高めるために、毎朝の日の丸掲揚と君が代斉唱を義務付けるとか。まあ、「読売名誉終身監督」としては極めて当然の人選・言動なのでしょうね。
 「プロによる全日本チーム」というのはかなり前から期待していたのでしたが、すっかり萎えました。まあ、9月にそこから11人を外すそうなので、その時までは結論は出さないつもりですが・・・。
2003/7/16 最低150km
 タダ券を入手できたので、マリンまでオールスター観戦に。オールスターを見に行ったのは、1980年の西宮球場以来です。
 序・中盤は、タイガースの金本選手が本塁打を打ち、読売の木佐貫投手が打たれるという、前回の見に行った東京ドームの再放送みたいな展開でした。
 さてこの試合、2回にいきなりホークスの城島捕手がファウルボールを足に当てる事故。パリーグの捕手は他にブルーウェーブの三輪捕手しかいません。高打率と、いいところで決勝打を打った事が評価されての初出場ですが、今期出場試合数は正捕手の日高捕手の半分以下という「最下位チームの第二捕手」です。その選手がこの試合のほとんどでマスクをかぶった、というのはやはり違和感がありました。
 それはともかく、この試合で一番面白かったのは8回以降の投手戦でした。8回表は昨日出そびれたライオンズの豊田投手が実力を遺憾なく発揮して3人斬り。その裏にはスワローズの五十嵐投手がなんと全球150km/h以上、最速157km/hの速球を披露しました。9回表はマリーンズの小林雅投手が走者を出すものの併殺でしのぎ、その裏はスワローズの高津投手が相手打者を手玉に取るような投球で3人で締めました。
 このあたりの各球団の投手たちの活躍は「これぞオールスター」という感じでした。
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