3.パテーション分割
   
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 2000年冬にHDDが46GBのマシンを購入した。それまでは13GBのHDDを一つのドライブとして使っていたが、さすがに46GBだと無駄が多そうだ。そこで、購入と同時にHDDの分割をすることにした。
 最初は専用ソフトの導入も考えたのだが、そう何度も使わないものに一万円以上費やすのももったいない。マシン付属のマニュアルもあることだし、自力でやってみることにした。
 マニュアル通りにFDISKコマンドを使い、各ドライブのサイズを設定する。とりあえずCドライブを6GB、データ用として10GB、仮想メモリおよび予備として20GBとした。適切な分割なのかはいまひとつ自信がない。
 とにかく分割を終え、CドライブにWindowsを再インストールする。OSそのものは特に問題なく成功した。次は各ドライバの再インストールである。これまでの二例と違い、このパソコンはBTOで購入したものである。購入時には各周辺機器のドライバもインストールされているが、一度Cドライブをフォーマットしたあとは、それらを順次再インストールせねばならない。
 途中までは順調にいったが、ビデオカードのドライバをインストールした時に異常が発生した。画面が青くなって、見たことのないような英語の表示が出た。なにやらデバイスに問題があるという事を意味しているらしい。何度か再起動してもその画面しか出てこない。結局Safeモードで起動して、デバイスマネージャで一度ビデオカードのドライバを削除して、再々インストールしたら、普通に起動するようになった。
 エクスプローラーでマイ・コンピュータを確認し、HDDがC・D・Eと分かれたのが確認できたときはさすがに嬉しかった。とりあえず普通に動いているが、HDDの分割の比率がどうも適切でなかったようなので、再分割が必要かと考える今日この頃となっている。

 さて、新購入マシンのパテーション分割に気をよくして、次は以前から使っていたマシンのHDDも分割することにした。マイドキュメント・お気に入り・メールソフトのフォルダなど、各データをバックアップした。そして前回と同様、HDDをフォーマットする。特に問題なく作業が進み、パテーション分割・OS再インストールも終了した。
 「一度やったからたいしたことはないな」などと思い、各ドライバ・アプリケーションを再インストールし、バックアップしていたデータを復旧した。するとメールだけが復旧されていない。調べてみたら我が家で使っているメールソフト・ベッキーは、前バージョンではメールの各データをメールソフトの入っているフォルダに保存していたが、新バージョンからはCドライブにデータ専用のフォルダを作成して保存するようになっていたのだ。OSの再インストールをする直前にバージョンアップしていたので気づかなかったのだ。やはり、再インストールをある程度予定しているときに使っているアプリを慌ててバージョンアップするものではない。
何度かの失敗をへた結果、現在のところは再インストール・パテーション分割などを行うときにすべきバックアップは「My document」などのデータファイル・「お気に入り」が入っている「Favorites」など。メールのデータが入っている「Becky!」などの三つと、IMEの辞書ツールから出力したユーザー辞書の四つが必須だと注意するようにしている。

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