2003年3月前半のつれづれの日々(更新情報)
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2003/3/15
 4月からさいたま市が政令指定都市になり、9つの区ができるそうです。その区名ですが、地名から取ったのは「浦和区・大宮区・見沼区」の3つだけで、あとは中央区に西南北に桜区に緑区といった「非地名」の区でした。完全に消滅してしまった「旧与野市」が哀れでなりません。それにしても、なんでこのように、折角の昔からあった地名を使わず、記号みたいな言葉を使うのか不思議です。
2003/3/14
 職場が千駄ヶ谷にある関係で、原宿や外苑前にはよく歩いていきます。さらに、原宿からそのまま渋谷まで歩く事もあります。しかし、その3駅の中間にある表参道は、不思議と行く機会がありませんでした。その表参道駅で先日初めて下車しました。降りて初めて「ここは港区だったのか」と知ったくらいで、方向感覚もピンときません。用事がすんでから職場まで歩いたのですが、近道しようとしたら迷ってしまい、ちょっと大回りをしてしまいました。もっとも、その途中の道は古アパートを派手に改造した店を始め、やけに前衛的なデザインの建物が多く、夕暮れの中、それを見ながら歩くのは珍しい経験でした。それが見れたから迷ったけど元も取れた、と思うことにしました。
2003/3/13 毒舌の間を更新しました。
 昨日の読売新聞の一面には、「有事下の経済危機・本社提言」という記事が大々的に載っていました。内容は「金持ちに減税しろ」「イラク攻撃はアメリカに従え」などといった「いつもの読売新聞の主張」で、特に驚くべき事は書いていません。とはいえ、社を挙げての主張という、極めて重要な記事です。
 しかしながら不思議な事に、昨晩それを確認しようと読売新聞のサイトをのぞいたら、トップページにその記事へのリンクがどこにもありません。まだ掲載から24時間も経っていないのにです。仕方がないので、わざわざ検索機能を使って確認したら、「経済」のところに埋もれていました。ニュース記事だったら流れてしまうのは仕方ないですが、仮にも「社を挙げての提言」のはずです。本来なら1週間くらいはトップページの目立つところからリンクをしておいて、多くの訪問者に読んでもらわなければせっかくの「提言」も伝わらないと思うのですが。
 「新聞の定期購読者で情報は読売新聞から受動的に得る人」には大上段から主張できるが、「インターネットで多様なメディアから能動的に情報を探し出す人」相手には別に見てもらう必要のない「提言」だった、という事なのでしょうか。
2003/3/12
 車田正美氏の公式サイトを見ました。20年以上前の「リングにかけろ1」や「スケ番あらし」のカラーイラストを多数掲載しているなど、サービス精神の豊富なサイトです。また、「サムライスピリッツ」のカラーイラストがあったのには驚きました。「サムスピ」の世界をうまく捉えながら自分の画風を生かしている秀作でした。などなど、非常に好感が持てるサイトだったのですが、インフォシークの無料サーバーを使っているのには別な意味で驚きました。せめてプロバイダのサーバーを使ってほしかったものです。
2003/3/11
 昨日は東京大空襲の日でした。もちろん、「58周年」ですから、大きな話題にならないのは仕方ありません。とはいえ、日本最大の都市が焼き尽くされ、多くの一般市民が殺された事実は永遠に語り継ぐべき事だと思います。しかしながら、その日に日本政府の高官がやった事は、国連安保理の理事国の中で、「中間派」と呼ばれる国をアメリカの賛成派にするための工作だったそうです。一方、新聞なんかを見てもそれに関するニュースといえば、「これからのイラク攻撃を報じるために米空母に乗った従軍記者」の記事などが載っています。子供の頃、東京大空襲について書かれた文には「この惨劇を風化させてはならない」と書かれていました。しかし、現在の日本は「風化」などという段階をとっくに通り越して、58年前の惨劇をバクダットで再現させようとして努力するような国になってしまいました。自国民の「痛み」をこんなにあっさり忘れる事ができるからこそ、他人の「痛み」など全然気にせずに行動することができるのでしょうね。
2003/3/10 旅行記と地元ネタを更新しました。
 10年前に預けた郵貯の定額預金が満期になりました。利率は預けた時のものだったので、現在ではありえないような利息がついており、それでちょっとした買い物をしました。預けた頃は「定期預金の利率はは3%」というのが、世間の常識みたいな感じで、まさかこんな低金利の時代になるとは夢にも思っていませんでした。今後はこのような「臨時収入」は存在し得ません。したがって我が家が10年後に「臨時収入による消費」をする可能性もないわけです。消費不況といわれてかなりの年月がたちましたが、このような「ゼロ金利政策」を続ける限り、不況からの脱出は相当難しいのでは、と改めて思いました。
2003/3/9
 献血に行きました。以前、この献血センターの本棚には「やおいコミック」が十数冊置いてあったのですが、いつの間にか消えて普通の漫画ばかりになっていました。その中から「家なき子」(10年くらい前に流行したドラマ・「同情するなら金をくれ」のセリフで有名)のコミック版がありませした。だいたいイメージ通りの話で、主人公に厚意を寄せる人間が皆不幸を背負い込んでいました。特に冒頭に出てきた主人公にやさしかった美術教師が、ラストでは殺人を厭わない大財閥の総帥になったあたりはいろいろな意味で圧巻でした。それにしても、「やおいコミック」とは別の意味でこの漫画も献血センターに置くのにはどうか、と思いました。
 昨日の訂正。雑誌の行ったイラク攻撃に関するアンケートですが、サイトにはなぜか掲載されていないものの、雑誌には載っていました。それによると「とにかく戦争に反対」と「仏・露・独を支持」がそれぞれ40%で、アメリカ支持が20%でした。
2003/3/8
 当サイトでも紹介しているように、ブッシュ大統領の知的水準にはかなり疑問が投げかけられています。しかし、ある雑誌に掲載された、元海外通信社記者で現ニュースキャスターをやっている人が、それらの奇言・珍言・妄言を挙げた上で「果たして本当にそうなのだろうか。なぜそのような人物が大統領になれたのだろうか」と疑問を投げかけていました。その反証として、「2001年9月11日のテロ以降にブッシュ大統領が的確な判断をし、人道的にふるまったか」を書いたワシントン・ポストの副編集長の本を紹介し、「自分はこの本に書かれたブッシュこそが本当だと思う」とし、「(ブッシュが実は賢明だ)とすると、イラクを攻撃しようとするブッシュ大統領の『直感』もまんざら的外れではない」と結んでいます。
 しかし、どちらのブッシュが「本物」であろうと、「2001年9月11日以降のブッシュの判断」とやらのおかげで、アフガニスタンの罪なき一般市民が数千人も虐殺された事実に変わりはありません。ブッシュがただの馬鹿で側近に操られているだけだろうと、自分の確固たる意思で戦争してようと同じです。したがって「ブッシュは実は馬鹿でないから、彼の行っている戦争は正しい」などという論法が成り立つわけはありません。それにしてもこのニュースキャスター、アフガンやイラクの市民の命のことなど、一言もふれていません。宗主に忠実な属国民としては理想的な思想の持ち主と言えるでしょう。
 余談ですがこの文が掲載された雑誌のサイトで、しばらく前にイラク攻撃に対するアンケートをやったところ、「理由はともあれ戦争に反対」「仏・露・独を支持」が70%くらい占めていました。ところが今日見てみたら、他のアンケート結果はあるのに、なぜかそれだけ掲載されていませんでした。不思議なこともあるものです。
2003/3/7
 千葉県住宅供給公社というところが「成田ニュータウン」という団地の宣伝をネットでしていました。そこの交通案内を見ると、「東京駅へ69分(総武線通勤快速利用)」となっていました。しかし、この総武線の通勤快速は、1日に1往復半しか走っていません。そんなものを基準に「所要時間」を表示するのは無理がありすぎます。ネット上で駅すぱあとが簡単に使えるのですから、実際の所要時間など、誰でもすぐに分かってしまいます。一見素晴らしそうでも現実味のない事を書くより、実際の生活に即した正確な情報を掲載する事が、この時代のお客の信用を得るためには必要なのではないかと思いました。
2003/3/6
 キリンのアミノサプリがゴレンジャーのパロディ広告をやっています。「赤」が体脂肪がつきすぎている人で、「黄」が集中力の欠けている人、という設定です。なかなか笑える設定ですが、せっかくゴレンジャーでやるなら、「食べ過ぎている人」は「黄」にやってほしかったものです。しかし、ゴレンジャーが「不健康な人たち」だとすると、黒十字軍は「世界を健康にする悪の組織」になるのでしょうか。CMの新シリーズがちょっと楽しみです。
2003/3/5
 ストーカーの被害を受けた女子大生と家族が警察に訴えたら、埼玉県警上尾署は何の対策をしませんでした。さらに、その怠慢の結果、ストーカーが女子大生を殺したら、記者会見で「女子大生はブランド狂いで風俗のバイトをしていた」などというデマをマスコミに流させた、という事件の一審判決がありました。
 それに対し、県警の茂田忠良本部長は、「たぶん原告の方もあまりお金を取れないと、『ちゃんと多額の賠償金が取れると思って訴訟をしたのに、これでは話が違う。やはり、高等裁判所に控訴しましょう』となるのでは」と発言したそうです。それが明るみに出たら「裁判では(殺害と捜査怠慢の)相当因果関係が認められない場合でも警察が敗訴することはありうると予想していた。(その場合)相当因果関係が否定されるので、遺族が納得せず、当然控訴するでしょう、というのが真意。」と釈明したそうです(最初の発言に比べると、非常に意味の分かりにくい「真意」ですね)。
 よく漫画で「口に出そうとした建前を頭の中で思い、頭の中で思っていた本音を口に出す」というギャグがありますが、この男はそれを地でやってしまったようです。
 ちなみに県警のサイトには、「ほのぼのお巡りさんコーナー」という、警官の善行を自慢するコーナーがあります。そのページでは茂田忠良本部長が「全国で、警察官に関する不祥事が報道されます。それらは、極一部の心無い警察官によるものですが、(中略)警察職員の活動に対するお礼状などのこぼれ話を中心に紹介し、全国の警察職員に元気を出して貰いたいと思います。」などと書いて、「警察官の節度ある言動に感銘」などといった自慢話を載せています。ぜひ今回の「心無い県警本部長による不祥事から全国の警察職員に元気を出して貰う」ために、県警サイトに「県警本部長の節度なき本音に感銘(呆)」などといった市民の投書でも掲載していただきたいものです。
2003/3/4
 職場の近所のコンビニのATMはなぜか二千円札が入っています。1,500円から2,000円程度の買い物をする時はこの札も便利だなとは思います。しかし、やはり使っているといろいろと違和感があります。それにしてもどこに行っても二千円札など見かけないのに、なぜこのコンビニのATMにだけ豊富にあるのか、ちょっと不思議です。
2003/3/3
 前回の市議選のとき、挨拶だけをひたすら連呼する候補がいました。しかし、今朝、駅前にいた候補はさらにそれを上回っていました。何と、自分の名前を書いたたすきをかけて、道行く人に頭を下げるだけなのです。もちろん、政策について書いた紙やのぼりなども一切持っていません。有権者に向けて話す言葉も提示する政策も何もない、という事なのでしょう。自分の「政治業者」としての本質を無言ながら雄弁に語る姿はある意味凄いとは思いました。
2003/3/2 雑談コーナーを更新しました。
 居酒屋「天狗」の新メニューに「はちみつ黒酢サワー」というのが出来ました。私は「酢」と「酢を使った飲み物」が大好きなので、うってつけのメニューです。市販の「はちみつ黒酢」にアルコールを入れたような味で、口当たりもよく、ついつい飲みすぎました。当分「天狗」ではこればかり頼むことになりそうです。私のような嗜好の人がどのくらいいるか自信はないので、人気メニューになるかは微妙なところですが、何とか末永く存続してほしいものです。
2003/3/1 リンク集を更新しました。
 約1年ぶりにプロレスを見に行きました。8年くらい前までは毎週プロレス誌を購入していましたが、現在はたまにTV放送を見たり、ネットで情報を見たりする程度で、新しい事はほとんどわかりません。しかし、今日見た「ノアGHCヘビー選手権・三沢‐小橋戦」は、そのプロレスファンだった頃にすでに黄金カードでした。当時に比べると三沢選手の体力の衰えを感じはしました。しかし、内容の熱さ・迫力は当時と勝るとも劣らないものがありました。もちろん、場内のファンも熱狂していました。「自らの肉体のみで多くの人々を感動させる」という事のすごさを久々に認識しました。




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