2.CG関係
当日は嫁さんと職場の先輩と3人で会場に行った。嫁さんの場合、とりあえず用のある所はCG関係のみである。また、職場の先輩はあるイベントに出てくる芸能人を見にきただけなので、行く場所は一個所しかない。
というわけで、まずお目当ての所で職場の先輩と別れ、あとは嫁さんとCG関係の所に行った。
まず最初に行ったのはAdobeである。出たばかりのPhtoshop5.5のデモをやっていた。開場と同時に入ったこともあり、他に人がいなかったので、ゆっくりと5.5の新機能を聞くことができた。
レタッチそのものについては筆者はよくわからなかった。だが、JPEG圧縮の際に、その画像をDLする時間をシミュレートする機能には感心した。実際、当ページで絵を載せる時の圧縮率はほとんど思いつきで決めてしまっている。しかし、見る人の事を考えれば、DLの時間などを考慮した上で圧縮率を決めるに越したことはない。ただし、これだけのために2万円弱を払ってアップグレードする気にはならなかったが…。
次に行ったのはMetacreationsのブース。ここでは、3DキャラでアニメーションをさせるPoser4というアプリケーションのデモをやっていた。
筆者は、バーチャファイター3をやめて以来、3DCGとは縁のない生活を送っていた。したがって、関心もあまりなかったのだが、これの機能には正直言って驚いた。
とりあえず、用意されているテンプレートから人体の各パーツとポーズを選べば、自分で組み合わせた3Dキャラが、自分の選んだポーズをとってくれる。さらに、二つのポーズA・Bと、その二つのポーズの間の時間を設定すれば、設定した時間にあわせて、キャラがポーズAからBへと動くのだ。中間の動作は、コンピュータが設定してくれるのである。
さらに、人体においては顔の細部まで簡単に設定できる。相当なカスタマイズが可能なのである。
3Dアニメーションの知識がある方にとっては常識的な事なのだろうが、3D関係の知識の全くなかった筆者にとっては、「もうこんな所まで個人用ソフトでできるのか」と感嘆した。
ただ、やはり顔・表情については、まだまだかな、と思った。いろいろと細かい設定はできても、顔そのものは人間らしさが出ていなかった。なんとなく、ネアンデルタール人を想起させられる所もあった。逆に言えば、「顔の表現」はこれからさらに進歩し、だんだんと現在の人間のようになっていく、という事なのだろう。
いずれにせよ、最新のアプリケーションの能力を色々と知ることができ、大変面白かった。
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