2003年12月前半のつれづれの日々(更新情報)
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2003/12/15(月)
 津田沼パルコの上のレストランで、450円のグラスワインを頼んだら、空のグラスとボトルを持ってきました。ちょっとやな予感がしたのですが、案の定、ワインを少ししか入れずに「どうぞ」と来ました。仕方ないのでそれを空け、「結構です」と言ったら、今度は普通に入れてくれました。どうやら、「テイスティング」とかいうやつのようです。
 店にワインへのこだわりがあるのかもしれませんが、グラスワインくらい、普通に飲ませてほしいものです。ちなみに、「テーブルマナー・テイスティング」でいくつかのサイトを検索したところ、「テイスティングの結果、実際に断ることはまずない。」だとか。要は儀式なわけです。これがホテルのレストランで高級ワイン、というのならとにかく、450円のグラスワインでやられても、無意味に疲れるだけです。
 あと余談ですが、本格的なワイン通の間で行われる真の(?)テイスティングは、かなり奥が深い芸術鑑賞のようなものみたいです。私なんかがこんな場にいたら、芸術的な分で疲れて、ワインの味などわからなくなってしまいそう、と思うほどの細かい決まりがあるようです。
2003/12/14(日) 電算室を更新しました。
 自民党や公明党の主張を見ていると、イラクにいる人間は「自衛隊を待ち望んでいる善良な一般市民」と「とにかく無差別に殺しまくる悪のテロリスト」という二種類に明確に分ける事ができるようです。これは、60年前の戦争の時の「多くの満州・中国人は優れた日本人の下で王道楽土建設に賛同している」「一部の共産ゲリラがそれを邪魔しているので、皇軍は戦っている」という宣伝方法の焼き直しと言えます。
 そのような古臭くかつ、裏が割れているレベルの宣伝でだませると思うほど国民を舐めているのでしょうか。それとも、今の政治業者の知能レベルが当時と変わっていないだけなのでしょうか。いずれにせよ、ロクなものではないですね。
2003/12/13(土)
 愛知県で選挙違反で逮捕された議員の余罪(?)として、公選法では、「ウグイス嬢」に支払っていい日当は1万5千円なのに、この逮捕された議員の陣営は、朝7時から夜8時までの長時間勤務を依頼した事から、倍の3万円を支払う、と約束したというのが出てきたそうです。
 一応、報酬を払って行う「仕事」なのに、13時間も働かせても「残業代」を支払ってはいけない、というのは奇妙に思えます。だいたい、金額に上限を設けるのならば、「労働時間」にも上限を設けるのが筋でしょう。また、そうしてくれたほうが、周辺の住民も静かな朝を迎えられるのでいいと思うのですが。
 公選法というのもいろいろ奇妙な規定があるようです。ちなみに一番興味があるのが、「どのような形でバレれば逮捕されて、どのように処理すれば立件されずにすむのか」という事なのですが。
2003/12/12(金)
 山手線の駅名のように、「ある条件にあてはまるもの」を順番に言うという「山手線ゲーム」というものがあります。「山手線」が題材となったのは、おそらく「東京周辺の人間なら、誰でも知っている駅名が多い」からでしょう。別に、山手線が環状運転しているのとは関係なさそうです。
 ところが、大阪では、それに対抗した「(大阪)環状線ゲーム」というのがあったり、東京でも、亜流として「大江戸線ゲーム」というのがあるらしいです。それぞれ、Googleで検索したら、10件ほど出てきました。やはり、なんとなく「山手線」に対抗する言葉を思いついて命名してしまうのでしょうね。
 他に来年度に環状線になる名古屋市営地下鉄の「名城線ゲーム」で検索したら、掲示板ネタですが2件ほどありました。調子に乗って(?)松山出身の嫁さんに「市内電車1系統ゲーム」もしくは「城北線ゲーム」なんてものがあったか?と尋ねられたら、さすがに呆れられました。
 それにしても、こうやってみると、環状運転している鉄道というのは少ないものですね。そのなかに入っている伊豫鉄道の松山市内電車はなかなかのものです。
2003/12/11(木)
 最近出た漫画の奥付を見たら「予想外の事故(紙の端で手や指を傷つける等)防止のため、保護者の方は書籍の取り扱いにご注意ください」という一文がついていました。どこかの親が「お宅の本を読んでいた子供が、紙で指先を切ってしまった。PL法に抵触するぞ。どうしてくれる」とでもクレームをつけでもしたのでしょうか。「保護者の方」が注意するのは、「書籍の取り扱い」でなく、「一見、無害そうな紙でも指が切れる事はある。ちょっと痛くて血も出るけど、死ぬわけでもないので大袈裟に反応するな」と子供に教える事だと思うのですが。
 それにしても、その程度の事に目くじらを立てるほど過保護な親がどんな子育てをするかと思うと、ちょっと怖いものがあります。「保護者の方の取り扱い」は難しいものです。
2003/12/10(水)
 アフガニスタンで米軍によって連日、子供が殺されているようです。どうも解っていて狙い撃ちしたようなニュアンスの報道がされています。まあ、タリバン政権の時代から、一貫して、一般市民を「誤爆」しつづけた軍隊ですから、必然の流れと言えるでしょう。当然、同じ国の軍隊ですから、イラクで同じ事をしている可能性は高いです。
 にもかかわらず、その軍隊をに協力するために、兵器を持って自衛隊がイラクに行く事を、いまだにマスコミは「イラク支援」という言葉で表現しています。私の知らない間に「支援」という言葉に「殺しの片棒を担ぐ」という意味ができてしまったのでしょうか。それとも、これは「イラク(人を殺す軍隊の)支援」という省略語なのでしょうか。
2003/12/9(火)
 イラクで殺された外交官の惨殺写真を、海外の通信社が配信しました。それをある週刊誌が掲載したところ、外務省が抗議したそうです。複数の閣僚も激しい言葉で「遺族の気持ちを考えると許せない」などと批判しているそうです。確かに、その部分についてはおっしゃる事は正しいので、全面的に賛同します。
 ただ、理解できないのは、「なぜイラクで死んだ外交官の惨殺写真だけはダメなのか」という事です。これまで、TV・週刊誌は凶悪犯罪によって惨殺された被害者の顔写真を何度も掲載し続けました。中には、ストーカーに殺された被害者を、警察の情報操作を真に受けて「殺されも仕方ないような行状の人」として実名・顔写真入りでさんざん報じた事もありました。それらについては、なぜ閣僚達は怒りを表明しないのでしょうか。
 さらに、今回の被害者の方について言えば、惨殺写真掲載には許せないそうですが、それ以外の報道は許せるみたいです。たとえば、相変わらず悲嘆にくれた遺族の方の名前を出したり、談話を取ったりしています。これだって、遺族にとっては無益かつ辛い事です。外務省や閣僚達も写真掲載のみに気を取られず、そちらも問題視すべきなのではないでしょうか。
 これらの状況から想像するに、彼らが怒っているのは「被害者の人権への無配慮」ではなく、「イラクで行われている戦争に巻き込まれると、このような目にあう」という事実を知らされる事なのではないか、と思えてきます。
 なお、このままだと、自衛隊員がイラクに派兵され、そのうちの何人かは命を落とす事になる可能性が高いです。ぜひ、外務省や閣僚達は、そうなる前に自衛隊員の「生存権」を考慮した行動をとって欲しいものです。
2003/12/8(月)
 電器店での食器洗浄機の宣伝を見ていると、「一年で節約できる水道代は食器洗浄機の代金と同じ」と書かれています。それは事実なのでしょうが、そうなると気になるのは、その分増える電気代はいくらか、ということです。どうせランニングコストを宣伝するなら、「電気代はこれだけかかるけど、水道代がこれだけ節約できるから、○年で元が取れる、と書いたほうが信頼度も上がると思うのですが。かなり興味のある商品だったのですが、そのへんが逆に引っ掛かってしまいました。
2003/12/7(日)
 「日本の少数民族」という本の広告を見ました。身近で見掛けた風変わりな行動をした人(天ぷらの衣をはがして食べる)を投稿で集めた本そうです。ネタは読者投稿から募り、優秀作品には北海道の「熊牛原野」というところの土地100坪を贈呈するとか。
 単に「変わり者」とでもいえばいいところを、わざわざ「少数民族」とよぶのは「日本は単一民族国家である」という認識があるからなのでしょう。高校野球にカタカナ名前の有名選手が出ている時代だというのに、見当ちがいな認識を持つものです。そのうえ、「価値観の違う人=差別してもいい=少数民族」という発想がまた凄すぎます。ある意味、差別意識の集大成とまで言える本と言えるでしょう。
 だいたい、「賞品」の原野の名前だってアイヌ語なのですが…。先入観と差別意識に凝り固まると、そんなことも気付かなくなるのでしょうか。それとも、知っていてあえてやる、筋金入りの差別主義者が作っているのでしょうか。いずれにせよ、救いようがありません。
2003/12/6(土)
 町内の荒地を探索していたとき、荒地の中に小さな川が流れていました。その川は途中で暗渠に入っており、その下流はどこにいっているのかわかりませんでした。ところが先日、初めて通る道を散歩していたら、住宅街の中で暗渠から出てくる川がありました。位置関係からすると、荒地に流れていた川のようです。そのまま、川沿いに下ったところ、「幕張新都心」のビル街のはずれを流れている川と同じという事がわかりました。
 「新都心」では、ビル街と一般市街の境界みたいな役割をしており、沿岸にはベンチなどが整備されています。その一方、川縁には何軒かの無認可の簡易住居が立ち並んでいました。そして、マリンスタジアムの脇から海に注ぎます。ほんの3キロ程度の間に、荒地→暗渠→住宅街→ビル街・簡易住居街→野球場と沿岸風景が変わるのですから、なかなか変化に富んだ川です。
2003/12/5(金)
 「持ち歩くだけで金が儲かる財布」を売っている会社の「利用者の成功体験談」は創作だったという事で公取委が排除命令をしたそうです。似たような商売はいくらでもありますから、このようなインチキ商売にだまされる人は多いでしょう。ちょっと考えれば解る事ですが、仮に本当に「持っているだけで金が儲かる」などといったものの量産に成功すれば、そんなものを1万数千円で他人に売る馬鹿はいません。全部を自分で持ち続けて大儲けするか、純粋に他人が儲かるのを喜ぶために無料で配るかのいずれかでしょう。
 このテの商売は、儲けた金でより有名なメディアに目立つ広告を打ち、それによって新たなカモをひっかける、という形で成長し続けていきます。有名な新聞・雑誌に広告が載ることで、より信頼性が高まるわけです。
 結局のところ、どんな「有名なメディアに載っている」という理由で書かれている事を信用せず、常識レベルで単純に考えてみる、というのが、だまされないための「防御策」なのでしょうね。もちろん、これは広告のみならず、記事本文にもあてはまる事ですが。
2003/12/4(木) 旅行記と地元ネタを更新しました。
野球見物日誌を更新しました。
 今週の少年サンデーの「犬夜叉」は、敵の「奈落」が造った何体もの合成妖怪と戦う、という話でした。後から出てくるものほど、段々と姿かたちが人間に近づく、という設定なのですが、その中に出てきた「人間と妖怪の中間」の一体の顔が、「うる星やつら」に出てきた錯乱坊とよく似ていました。確かに、「うる星やつら」の中でも、よく妖怪呼ばわりされていましたが、本当に妖怪の顔に使われるとは思いませんでした。なんか、意外な所で古くからの知り合いに再会したような懐かしさを感じました。次はぜひ「竜之介のおやじ」みたいな顔をした妖怪を出して欲しいものです。
2003/12/3(水)
 たまに、体毛の中に「ひねくれ者」が出現します。手の甲の毛の中に一本太くて長いのがあったり、胸板や耳たぶに一本だけ毛が生えたりするのです。また、自分では見たことがないのですが、毛髪の頭頂部の一部にだけ白髪が群生しているそうです。
 そんな中、今度は眉毛に「ひねくれ者」が出現しました。一本だけ上に向かって伸びているのです。さすがに数日で擦り切れましたが、なかなか奇妙でした。こういうのも遺伝子の働きの一種なのでしょうか。今更ながら、人体とは面白いものだと思いました。
2003/12/2(火)
 武富士の会長が「盗聴」容疑で逮捕されたのを機に、TVは広告放映を中止したそうです。さすがに「盗聴会社」ではまずいと思ったのでしょうか。しかしながら、この会社は以前からずっと利息制限法以上の金利で貸し付け、「サービス残業」社員に35億円分ただ働きをさせ、小学生からも取り立てをしていたわけです。そのような問題が表面化したのは今に始まった事ではありません。
 にもかかわらず、なぜそれまでの数々の違法・問題行動を知りながら広告を流し続けていたのでしょうか。そのへんの線引きの基準がどうなっているかのほうが、「盗聴で逮捕」より興味が持てました。(武富士の所業の詳細を知りたい方はこちらをご覧になってください)。
2003/12/1(月) リンク集の「今月のお勧め」を更新しました。
背景色をクリスマス仕様にしました。
 イラクでの日本人外交官殺害事件を報じた読売新聞の紙面を見ました。大きい見出しに踊る字は、一言でいうと「名誉の戦死」という扱いでした。もちろん、社説も「ひるんではならない。自衛隊の派遣をはじめ、日本のイラク復興支援が後退することがあってはならない。 」という論調です。「イラク復興支援」を「アジア解放」とでもすれば、そのまま戦時中でも使えるような紙面でした。やはり本質的な所は当時と変わっていないのだ、という事を改めて認識させられた見出しと社説でした。




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