2003年11月前半のつれづれの日々(更新情報)
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2003/11/15(土)
 アメリカが再びバグダットで空襲を開始したそうです。アメリカの中東問題専門家が戦闘状態と言っているような状況のようです。半年前のバクダット陥落の時には「市民はフセイン像を引き倒して米軍を歓迎した」と大々的に報道されていたように記憶しています。占領の半年間で米兵の暴虐ぶりにイラク人が呆れたのでしょうか。最初からあれは「やらせ」でイラク人は米軍を歓迎などしていなかったのでしょうか。
 いずれにせよ、イラクの市民はもちろん、前線に送られているアメリカ兵にとっても、救いようのない事態が続いている、という事だけは確かなようです。当然、そこに自衛隊が送り込まれたら、その不幸な事態はより多くの人を巻き込む事でしょう。
2003/11/14(金) 野球見物日誌を更新しました。
 山に入ってキノコを採って食べたら、それが毒キノコだった、という事件が何件か発生しました。死者まで出たそうです。「毒キノコ」という存在は誰でも知っているはずなのに、どうして皆「正体不明のキノコ」を食べるのか、不思議でなりません。一つ原因として思うのが「笑いダケ」の存在です。あれは別に笑っているわけでなく、神経が麻痺して笑っているように見えるだけです。しかし、漫画などによく「妖しげなキノコを食べる→実は笑いダケだった→みな陽気に(?)笑う」というギャグが定番化してしまい、「変なキノコを食べても笑うくらいしか被害はない」と誤解されてしまうのではないでしょうか。
 ちなみに私は、出所がスーパーだろうと料亭だろうと、キノコを食べれません。おかげで、上記のような悲劇とは無縁です。まあ、偏食を自慢しても空しいだけですが。
2003/11/13(木)
 小学館の「少女コミック」という雑誌に掲載されている、ある漫画を読む機会がありました。舞台が中学校ですから、中高生向けの作品のようです。ところが内容はのっけから極めて即物的な描写ばかりで、思わず「成年コミック」マークの有無を確認してしまったほどでした。
 昔あったギャグに、「『少女コミック』と『美少女コミック』は一文字違うだけで全然意味が違う」というのがあり、言われてみれば確かに、と納得したものでした。しかし、それも今は昔で、「美」の有無はあまり意味がなくなりつつあるようです。
2003/11/12(水)
 「歌の大辞テン」という番組で1982年のベストテンを放映していました。その頃の自分は中学生で、人並みに「ザ・ベストテン」くらいは見ていましたが、レコードを買う事などはない程度の「歌謡曲好き」でした。ところが、聞いているとその21年前に流行った曲の歌詞のほとんどを覚えているのに驚きました。比較的好きだった曲ならともかく、どちらかと言うと嫌いだった当時のアイドルの曲まで自然に口から出てくるのです。人生の中で10代前半が一番記憶力が強い、というのを改めて実感しました。

 話は全く変わりますが、先ほど、ヤフーを見ていたら盗んだ車をプレゼントした少年と盗難車と知っていて受け取った少女というニュースがありました。その盗まれた車は「1万円相当」だそうです。いったいどうやって査定すると「1万円の自動車」になるのか興味深いところです。それにしてもいったいどんな車なのでしょうね。自動車には興味はないのですが、これだけは一度見てみたいものです。
2003/11/11(火)
 オラクルというデータベースの会社が、「料金を3割増しにするとメンテナンス期間が延びる、EMS(延長メンテナンスサービス)を始める、というニュースがありました。最初に記事を見たとき、非常に解りやすい略称だ、と感心したのですが、良くみたら「E」は「延長」ではなく「Extended」の略だと書いてありました。
 この件のみならず、今の日本で「略称」を使うときは、英語を元にしたものがほとんどです。よく出てくる「CEO」なんかも、「E」を意味する英語が解らず、結局「会長みたいなもの」という感じで覚えます。他にも知らない英語を使った略称が多く、字数を節約するための略称のせいで、かえって文意がつかみにくくなってしまいます。英文ならとにかく、日本語の文章なのですから、「略称」も解りやすい日本語で作るようにしてほしいものです。
2003/11/10(月) 絵画館を更新しました。
冬コミ情報を更新しました。
 昨日の選挙で民主党は比例代表制では自民党を上回り「比例第一党」となりました。それでもやはり「比例代表定数削減」の公約は実行されるのでしょうか。やらなければやらないで「公約違反」「党利党略」と批判されますし、やればやったで次の選挙で損をするわけです。おそらくは「米英みたいに完全小選挙区制で二大政党制を確立させる」という考えなのでしょう。しかし、日本にはそれは当てはまらないのは、過去何回かの小選挙区の選挙で、自民党がどのくらい勝ったかをみれば解ると思うのですが。

 あと、保守新党が党首の落選などのため、解党して自民党に合併するとの事です。昨年末に結成したわけですから、1年もたなかったわけです。理由として「日本再生のため、政策実現が不可欠だ。合流することが国家、国民のためだと判断した」と言っています。年末に結党したのは政党助成金のためなのがミエミエな政党が「国民のため」などと言われると呆れてしまいます。
 ちなみにこの党、10月頭にはサイトのリニューアルをしていました。経費などは政党助成金から出るから、今後の党のことなど考えず、お金を使えたのでしょうね。
2003/11/9(日)
 昼前に投票所に行ったら行列ができていました。選挙権を得て14年ほど経ちますが、こんな事は初めてです。これは投票率の大幅増加か?とちょっと喜んだのですが、結局、投票率は前回より減少だったとのこと。またまた森前首相を喜ばせる結果になってしまいました。行列ができたのは、たまたまだったようです。
 毎年のように社会保障関係の給与天引き額が上がり、それでいて給付額は下がる一方など、身近に政治と関わる問題はいくらでもあると思うのですが。それでもやはり「今の為政者に白紙委任していい」という人が多いのでしょうか。それも「民意」である以上仕方はないというよりないのですが、どうにも割り切れません。というわけで、今回もまた、選挙の結果と投票率という二重の意味で空しさを感じた「投票日の夜」となってしまいました。
2003/11/8(土) 毒舌の間を更新しました。
 マスコミの選挙報道は最後まで「二大政党による政権選択」ばかり書いていました。民主党びいきの日刊ゲンダイなどは「二大政党」以外の政党が小選挙区に候補を立てるのは政権交代の妨げになるから良くない、とまで書いていました。
 しかしながら、小選挙区で民主党が野党票を吸収して勝って過半数を取り、「政権交代」が起きたとしても何がどうなるかはいくら紙面を見てもわかりません。実際に、10年前に現民主党の主要メンバーを中心とした「非自民内閣」が発足しましたが、政治の流れは何ら変わりませんでした。
 どうも、多くのマスコミは「二大政党制」というものは政党政治の究極的な完成形だと思い込んでいる節があります。そのためなら、かつての建前としていた「不偏不党」などはどうでもいい、という事なのでしょう。やはり子供の頃に受けた教育が頭に染み付いているのでしょうか。
 まあ、売れてナンボなので何を書こうとその会社の勝手とも言えるでしょう。それならそれで、デイリースポーツやスポーツ報知のように、なんらかの形で紙面に「本紙は○○党びいきです」と明示してほしいものです。
2003/11/7(金) 野球見物日誌を更新しました。
 民主党と自由党の合併にともない、比例代表制で「自由」と書いたらどこの党の得票となるかが、旧自由党の勢力の強い地域をなどでちょっとした問題となっているようです。不思議なのは、支持しているのに、なぜ「自由党が民主党と一体化した」という事実くらい認識していないのか、という事です。
 まあ、結果論からすれば、やはり合併した時の党名は「民主自由党」にすべきだった、という事なのでしょうね。せっかく「二大政党」を目指すのですから、名前の上でもバランスを取っておくべきだったでしょう。どうせ、言っている内容もそれこそ「自由民主」か「民主自由」かの違い程度の差しかないわけですし。
2003/11/6(木) 野球見物日誌を更新しました。
 元横綱の曙さんが、相撲協会を退職しました。10数年前の「若貴ブーム」の頃には、熱心に応援していた事もあり、驚いています。ちなみに相撲協会を辞める直前の肩書き(?)は「曙親方」でした。つまり年寄株を取得しておらず、「横綱は引退後5年間は現役時代の四股名で年寄りとして協会に残る」という規定を利用して相撲協会に残っていたわけです。優勝11回の横綱が、引退後3年近くも年寄株を取得していない、というのも奇妙なものです。そのあたりに問題があって退職したのか、退職を前提にしていたから取得していなかったのかは永遠の謎となるでしょうが、興味深いところです。
 これからはK-1に転向するとの事です。総合格闘技はほとんど見たことすらないのでよくわかりません。ただ、曙さんはずっと膝痛に悩まされていただけに、蹴りがうまく放てるのかとか、ローキックに耐える事はできないのか、などと心配になります。しかしやはり、かつて熱心に応援をしていた事もあり、この「元横綱、総合格闘技に転向」は胸躍るニュースでした。ぜひとも成功してもらいたいものです。
 
2003/11/5(水)
 自民党の政見放送を聞いていたら、国産ソフトウェアの開発について言及していました。なんでも、日本のパソコンは1台のうち7万円ほどはアメリカに行ってしまう分なのだとか。外国産OSの事を言いたい気持ちは解らないでもないですが、「5万円パソコン」が大々的に宣伝されている時にこんな事をいうと、やはり「IT政策」の将来に不安を感じざるをえません。
 あと、「自民党の政策で(?)大学発のベンチャーが500社も出来た。これは雇用創出にもつながる」と自慢していました。ベンチャー企業の育成の重要性を否定する気はありません。しかし、1社あたりで雇える人数と、失敗する可能性も高いのは誰にでもわかることです。改めて、「雇用創出」政策の将来の不安が増しました。

2003/11/4(火)
 読んでみたい作品があったのですが、近場の漫画喫茶にはどこにも置いてなかったので、ちょっともう一つ離れた町に足を伸ばしました。ところが、最初に入った店は、最新刊しか置いてありません。仕方なく、もう一つの店に入りましたが、こちらにもありませんでした。他の漫画喫茶がどこにあるかは知りません。そこで、その店のパソコンを使って近隣の漫画喫茶を「地名・漫画喫茶・蔵書数」で検索し、一番蔵書の多い店を探し出して入ったところ、ついに目的の漫画が見つかりました。
 自宅のネット環境が整っている事もあり、これまで、漫画喫茶とインターネットカフェの一体化については、「店によってはネット接続が理由で会員登録をさせられ、面倒だ」くらいにしか思っていませんでした。それがまさか、こんな利便性があるとは思いませんでした。
 それにしても、アニメが土曜の夕方に全国放映され、今週の単行本売上上位5位に入っているほどの話題の作品を入手するのにこれほどまでに手間取るとは思いませんでした。各店の買い付け担当の人も、ただ大手出版社の作品を機械的に買うだけでなく、もっと情報に敏感になってほしいものです。
2003/11/3(月・休) 雑談コーナーゲームセンターを更新しました。
野球見物日誌を更新しました。
 石原都知事が、中国の有人宇宙飛行の成功に対して、日本がその気になれば1年でできる。中国人は無知だから喜んでいるなどと発言したそうです。これでは数年前に毛利衛さんがスペースシャトルに乗り、彼との交信を楽しんだ日本人まで無知、という事になってしまうように思われます。
 これまで、数多い「妄言」を放ちつづけていた氏ですが、これまでの発言(たとえば、その数日前に行った日韓併合正当化)などと違ってもかなり毛色が違うように感じました。これまでの発言は、100年前に戦争で勝ったというようなカビの生えた優越感を元に中国人・朝鮮人を蔑視して、過去の侵略を正当化したり、現在来日している人たちを侮蔑するようなものでした。しかし、今回の発言は同じ中国人蔑視でも「お前の母ちゃんデベソ」的な発言です。「劣等民族」だったはずの中国人が日本人より先に独自で有人宇宙船を飛ばしたの悔しくてならないのでしょうね。
2003/11/2(日)
 津田沼のダイエーは明日まで「日本一セール」との事で、「若鷹軍団」の曲が流れ、中にはハリーホーク人形と、紙製の絵馬(?)のある「ホークス神社」がありました。もっとも、絵馬の半分は「日本一になってバーゲンやってくれ」みたいなものでした。まあ、千葉ですから仕方ないところです。
 また、レストラン街でも優勝セールをやっていました。行きつけのファミレスでは、二品を3割引で売っていました。その人気+セールで買い物をした帰りのお客さんで、店内はかなりの混雑。この店には何度も行っていますが、空前の混雑ぶりでした。サービスの人も、パニック状態の一歩手前となっていました。こういうのを見ると、10数年前にやっていたバイトを思い出し、「これは洗い場も大変だろうな」などと心配してしまいます。
 というわけで、タイガース・マリーンズファンであるにも関わらず、ホークスの日本一セールを楽しんだ一日でした。
2003/11/1(土) リンク集の「今月のお勧め」を更新しました。
野球見物日誌を更新しました。
 読売新聞の一面に「消費税増税は年金・福祉を維持するために必須なのだから、各党も堂々と主張すべきだ」みたいな事が書いてありました。確かに、後段の部分はある程度賛成します。消費税を上げるつもりの政党は、選挙運動でそれを堂々と言うべきです。
 しかし、前段の部分ははなはだ疑問が残ります。とりあえず、そんなに消費税を上げるのが正しいと主張するのなら、「槐より始めよ」の精神で、自分の会社の発行物などを一律1割くらい値上げし、財界の主張する「消費税16%」を先行して実現すべきです。読売新聞社の行ったアンケートによると、「国民の半分以上は消費税増税に理解」しているそうですから、読者や利用者も喜んで負担に応じるに違いありません。そうした後に「消費税増税」を主張すれば、より説得力も増すとしたものです。
 なお、消費税と福祉の関係についてはこちらで書いていあります。興味のある方はご覧になってみてください。




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