2003年2月前半のつれづれの日々(更新情報)
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2003/2/15
 IEに続き、Operaでも重大なセキュリティホールが発見されたそうです。MicrosoftやOpera社がどうこうと言うよりも、プログラムが動くような高度な機能をブラウザに求める以上、仕方がない事だと思えてきます。IEの場合だと、既知のホールはパッチを当てればいい(当ててはいけない場合もあるようですが)のでしょうが、それでは未知のホールまでは防げません。結局JavaScriptの機能を制限するなど、デフォルトの設定を変えて、確実なサイトだけ「信頼済みサイト」に登録するという方法しかなくなります。しかし、それでも「信頼済みサイト」はドメイン名で管理するため、トップページを登録しても、下の階層のページの機能を利用できない、などといった不便が生じます。
 そこで思ったのですが、Windowsに付属するブラウザを二つにしてしまうといいのではないでしょうか。テキスト編集用に「メモ帳」と「ワードパッド」の二つがあるような感じです。業務システムのクライアントやオンラインバンキングなどには従来のIEを使うけれど、それ以外の凝った機能が必要のないサイトを見るのには単純化されたブラウザを使うのです。具体的には文字と画像の表示・ハイパーリンク・基本的な文字装飾とスタイルシートのみ対応、といったところです。実際、この「つれづれの館」もごく一部を除けばその機能があれば十分見れます。また、私が日ごろ見ているサイトのほとんども、それだけで十分な所ばかりです。
2003/2/14
 先月の週刊朝日に続き、今月の文芸春秋も、渡辺読売新聞社長の書いた記事を車内吊り広告の一番目立つところで宣伝していました。同業他社の社長の原稿が「目玉」というのは、はたから見ると非常に情けない事だと思うのですが、編集部や経営陣にとってははどうでもいい事なのでしょうか。まあ、今のマスコミ各社が均一化されている、という事の象徴としては非常に分かりやすい起用だとは思いました。
2003/2/13
 仮に査察の結果がどうなっても、イラクの一般市民を大量虐殺していい道理はありません。しかし、それ以前に気になるのは、「なぜイラクだけが強力な兵器を持っているかどうかを調べられなくてはいけないか」という事です。殺傷力のある兵器を持つのがそんなにいけないのなら、とりあえずアメリカを査察して兵器を廃棄させるべきだ思うのですが。「イラクは隣国に攻め込んだから」というのが理由なのでしょうか。しかし、イラクがここ20年の間行った侵略行為は、クウェートを侵略と、アメリカの援助による対イラン戦争だけです。それに対し、アメリカが攻撃・政権転覆をさせた国はそれよりずっと多いわけです。普通に考えるとどうしても通用しない論理なのですが、「世界最大で唯一の軍事大国」が言い出せば、どんな暴論でも通ってしまう、という事なのでしょうか。
2003/2/12 漫画図書館心に残るヘンな作品を更新しました。
 昨年、渋谷でかつてはブロードバンドネットカフェの草分け的存在だったが、もはや他店より値段・回線速度・サービスとも大幅に劣る店に行った話を書きました。久々にその店の情報を得る機会があったのですが、昨年末で閉店していました。そこまでは予想通りでしたが、その店の跡地に、同じビルに既に店のあるネットカフェのチェーンの「渋谷2号店」が入るというニュースを見た時にはちょっと驚きました。全く同じ建物にもう一つ出すというのだから、よほど「1号店」が好調なのでしょう。逆に言えば撤退したほうの店のサービスの質がいかに低く、かつ改善されていなかったが立証されたわけです。それにしても、わずか2年前に「高速回線でネットを見れる店」とメディアに取り上げられた店が、今では完全な時代遅れになって退場を余儀なくされたわけです。この世界の進歩の速度について行くのは本当に大変です。
2003/2/11
 サラ金の「アコム」が、債務者の住民票を取得したところ、役所のミスで別人のものが交付され、それを元に取立てをし、抗議されたにもかかわらずデータを消さずに再びその人に取立てをした、というニュースがありました。サラ金業者のデータ管理体制やその後の対応が論外なのは言うまでもありません。しかし、それと同じくらい怖いのは、取立てのための住民票をサラ金業者が簡単に取得できる、という現状です。「役所のミス」で自分の住民票データがサラ金屋に流れ、しかも文句を言っても消されない、という状況がいつ誰の身にふりかかるか分からないわけですから。住基ネットの宣伝文句に「どこの自治体でも自分の住民票が取れる」というのがあったとき、「自分が住んでいない地区の役所で住民票を申請する人なんかそんなにいるのか?」と不思議に思いましたが、やっと合点が行きました。一般国民に利便がなくても、サラ金業者などには大変便利な制度なわけですね。まともに暮らしている人にはほとんど役に立たない事を、利息制限法違反企業のために熱心にやるのですから、困ったものです。
2003/2/10
 大学時代に所属していたサークルの合宿で富士吉田に行きました。ここに来るのは数年ぶりですが、駅から寮まではかつて20回くらいは歩いています。しかし今回、歩いていて気がついたら見慣れない場所に来ていました。とはいえ、寮は富士山の登山口である神社の近くにあるので、富士山に向かって歩けば着くはずです。何とかたどり着いて地図を見たら、駅を出て一番最初で曲がるところを間違えていた事が分かりました。何度も行っていても、やはりしばらく来ないと土地勘も狂ってしまうようです。しかしながら、知らない道を歩いていたにもかかわらず、ほとんど最短距離を歩いていたので、まあよしとしようと思いました。富士山が「道しるべ」として極めて便利である事を実感しました。
2003/2/9 旅行記と地元ネタを更新しました。
 今回書いた文章に「新千葉駅の改札」という箇所があるのですが、これに関する資料は3年前のものしかなく、現状がどうなっているか分かりませんでした。そこで夜の千葉に「取材」に行きました。本文にも書きましたが、華やかな千葉駅を出てちょっと歩くと、すでにそこは普通の住宅街になります。そのまま細い路地を新千葉駅まで歩きました。駅から千葉をふりかえると、すぐ目の前には巨大な千葉そごうや23階建ての千葉センシティタワーが夜空にそびえているといました。しかし自分がいるのは、券売機が一つしかないような小駅で、まわりもどちらかと言うとひなびた感じの住宅街です。なんだか異空間に紛れ込んだような不思議な感じでした。
2003/2/8
 「一日で2倍」などのとんでもない利息で金を貸す、暴力団系の金融会社(?)が摘発されています。なんでも警察は「悪質金融対策本部」まで作って対策にやっきだそうです。それは大変よろしいことですが、違法金融を取り締まるのでしたら、利率に関わらず違法業者はバシバシ取り締まってもらいたいものです。なんでも岐阜では利息制限法に違反した金利で主婦に貸し出した業者が、その小学生の息子にまで追い込みをかけて、その子供はうつ病になってしまったとか。「悪質金融対策本部」のメンツにかけても、このような業者は営業停止になるくらいまで取り締まってほしいものですね。ちなみにその業者の名前は武富士とかいうそうです。
2003/2/7
 マクドナルドが価格改定で、ハンバーガーは据え置き59円で、チーズバーガーは120円に値上げするそうです。チーズバーガーはハンバーガーにスライスチーズを一枚はさんだだけの商品ですから、この二つの値段を見ると、チーズバーガーの価格構成はパンと肉とたまねぎとピクルスが59円、チーズが61円という事になります。本来ならハンバーガーが異常に安いだけなのですが、こうやって見るとつい「なんかやけに高いスライスチーズ一枚だな」と思ってしまいます。
2003/2/6
 職場にかかってきたインチキ商売の電話より
詐「相続税・住民税を3〜5割節約する方法があるのですが」
私「すみませんが、そういうの興味がないので」
さすがに、即座にこう反応されるのには慣れていないらしく、二の句が告げない相手を心の中で笑いながら「では失礼します」と電話を切り、短時間での撃退に成功しました。今、この事を思い出しながら、名簿業者から買ったリストを元に手当たり次第に電話をかけてくる輩の言うことを聞いて税金が安くなる確率ってどのくらいかと考えてみました。その結論は、0歳児がボブ=サップ選手相手に失神KO勝ちをするするのと同じくらい、となりました。
2003/2/5 絵画館を更新しました。
 今年に入ってからビデオの録画予約をするようになりました。高校の時に「ウルトラ倶楽部」(ウルトラQとウルトラセブンの再放送をやった深夜番組)を録画した時以来ですから、約16年ぶりの事です。今回も録画をするようになったのも「ウルトラファイト」などをスカパーでやりだしたがきっかけだったりします。DVD・ビデオ・グッズなどは一切持っていないし、別にウルトラシリーズのマニアというわけではありません。しかし再放送されるとなると、この年になってもなぜか見たいと思うから不思議です。もしまた16年後に再放送されたとしたら、49歳の自分はまたそれをチェックするのかな、などと思ってしまいました。
2003/2/4
 コンビニ弁当を買ったら、容器に「これは紙と同様に燃やせます」と書いてありました。それはいいのですが、その弁当のフタは透明でやや硬いプラスチックです。どちらかと言えばこちらのほうがどう分別するか気になるところですが、何の表示もありませんでした。ついでだからフタにも燃えるか燃えないかを書いてくれれば、悩む(?)時間がなくなるのに、などと思いながら、フタを燃えないゴミに分別しました。
2003/2/3
 「国際線を見ていると欧米人がノートパソコンなどを使っているのに対し、日本人は酒を飲んだりしている。もっと日本人は働かなければならない」とどこかの会社の社長が言った、という記事が載っていました。ちなみにタイトルは「もっと働け日本人−新モーレツ主義のススメ」だそうです。ちょうど先週、社員を「サービス残業」という名前のタダ働きをさせたという告発がきっかけとなり、日本を代表する企業であるトヨタが労基署から指導を受けたばかりです。さらに月に1回くらいは過労死や過労自殺の企業責任に関する裁判所の判断などの記事を見かけます。冒頭の発言をした社長氏やこの記事を書いたライター氏も、そのような「酷使」の情報くらいは知っているでしょう。にもかかわらずこんな事を言ったり書いたりするのですから、日本人は死ぬくらいまで働かねばならない、と思っているようです。ぜひとも自ら実践して月28日・1日18時間労働でもして、自分の命を「日本経済再生」に捧げてもらいたいものです。
2003/2/2 毒舌の間を更新しました。
 嫁さんと一緒に池袋の餃子スタジアムとサンシャイン水族館に行きました。帰りにサンリオの直営店があったので嫁さんにつきあって入ったら、「全国各地の限定キティ」が売られていました。愛媛だったら「坊ちゃん」のコスプレをし、鳥取だったら21世紀なしの着ぐるみをかぶるなど、各都道府県の特徴を出していました。その中で異彩を放ったのは「サイの着ぐるみかぶってサッカーボールに乗っているキティ」でした。全く持って意味不明なデザインですが、これが「サイと玉で埼玉キティ」との事でした。埼玉県民に喧嘩を売っているようなダジャレですが、確かに「埼玉を象徴するもの」ってなかなか思いつきません。だからと言っていくら何でも「サイ」はないだろう、と思いました。
2003/2/1 リンク集の「今月のお勧め」を更新しました。
 ついこの間年が明けたと思ったらもう2月。早いものです。先月は月間アクセス数で過去最高、また29日には日間アクセス数でも新記録を達成しました。もちろん、一般的に見れば大した数字ではありません。ただ、開設してから4年半もの間、着実に来てくださる方が増えている、というのは、地道なサイト運営が評価されているようで嬉しいものです。これからも独りよがりにならない程度に、好き放題にいろいろな事を書いていきたいと思っています。




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