社会人団体リーグ戦という将棋大会に参加しました。
初めて参加したのは、大学を卒業して就職した1992年でした。
大学を卒業したとき、もっとも力を入れていた事が、学生時代に所属していた将棋研究会のOB会を構築することでした。
そして、OB会でチームを作り、この大会に参加したわけです。
それから30年が経ったわけです。
当初は自分ひとりで切り盛りしていましたが、OB会活動を続けているうちに熱心な後輩たちが頑張ってくれるようになりました。
それもあって、特に今の仕事を始めた5年前からは自分の参加は大幅に減りました。また、自分も一介のOB会員、という感じになっています。
そんな中でもなんとか年に一回は、という思いもあり、参加は続けました。そして今日も無理やり時間を作って参加し、一局だけ指しました。
昔、プロ野球で、連続出場記録の世界記録を持っている選手が、晩年になって、記録を続けるために、という感じで、毎試合、短い時間だけ出場していた事がありました。
それを見たときは、「記録のためとはいえ…」と冷ややかな気分で見ていたものでした。
しかし、似たような立場になった今日、その選手の当時の心境が少しわかったような気分になりました。
今後、さらに参加が困難になりそうですが、次の目標である40年連続参加に向け、引き続き頑張っていければと思っています。