「力技」の弊害

 問題が発生したときに解決する方法を大きく分けると、二通りになると思っています。
 一つは、これまで通りの「普通のやりかた」を粘り強く続けて解決する方法です。
 もうひとつは、これまでと違い、かつ無理のあるやりかたをひねり出す「力技」で解決する方法です。
 後者のほうが派手ですし、「武勇伝」にもなります。
 しかし、これですと、かならずひずみが生じます。さらに言うと、「力技」が前例になってしまい、次に困ったとき、さらに無理をしてしまうことになります。
 それを考えれば、前者の「普通のやりかた」で解決し、それができなければ、仕組みそのものを変えて、無理せずに変えるのが、正道である事がよくわかります。
 しかし、自分の過去の経験からしても、その「正道」よりも「力技」でなんとかした事例のほうが多々あるように思っています。
 それゆえに、苦労が耐えません。
 やはり、「正道」を貫くべきなのでしょうね。それができる実力がつくよう、精進しようと思っています。