変異株が次々と現れ、昨年より危険性が高いことは明白だというのに、政府は五輪開催をゴリ押しする姿勢を変えません。
まともな国ならこんな事、できるわけありませんが、我が国の政府には過去の「成功体験」があるので、できるのでしょう。
その成功体験とは76年前の敗戦です。
現在同様、どう考えても無理な状況で戦争を続け、その結果、東京は焼け野原になり、核兵器まで落とされたわけです。
しかし、最高責任者をはじめ、「戦犯」の半数は、新たな宗主国となったアメリカに忠誠を誓うことにより、権力中枢に残りました。
あれだけ、住民に被害を与えても、一部を除いて責任を取らずにすんだわけです。
だからこそ、今回も、責任を取ることを心配せずに、ゴリ押しを続けているのでしょう。
敗戦後、高度経済成長など、得たものも大きかったわけですが、この無責任体質が確立されてしまった事は、大きなキズとなりました。
それが、現在、このような最悪の形になりつつあるわけです。
根本から変えて、「責任を取る国」にしないと、さらに酷いことが起きることでしょう。