弟が世を去ってから10年経ちました。
最後に会ったときのこと、その翌日に逝去を知ったときのことは、昨日のように覚えています。
それだけに、弟と別れて、もう10年経った、というのに不思議な気分になりました。
考えてみれば、44年間、兄弟として暮らし、うち25年間は同居、最後の4年間は歩いて1分のところで暮らし、同じ所で仕事していたわけです。
10年くらい間があいても、その長年の記憶が色褪せるわけがありません。
そんな事を思いながらも、まだ、いろいろな事を弟と話したかったな、と思った10回目の命日になりました。