性的消費漫画と日経広告

 若い女性を性的消費しているような漫画が、日経新聞の一面広告に登場した事が話題になっています。
 自分的には、それが日経に載った、というのが「さもありなん」だと思いました。
 日経というのは「経団連の機関紙」と言われるほど、金儲けに血道を上げている財界・大企業寄りの新聞です。
 そして大企業はこれまで長年、賃金・待遇・役割分担などで、ジェンダー差別を行ってきました。
 男性社員は、儲けのためにこき使う一方で、女性社員は、「添え物」「マスコット」的な扱いをしていたわけです。
 その理由の一つに、こき使っている男性社員に、「格下の存在」を与える事によって優越感をもたせ、それを会社への忠誠心に転化させたいたのがあったと思っています。
 それだけに、日経と性的消費漫画の組み合わせは、極めて妥当だと思ったわけです。
 妥当であると同時に、日経並びにそれを支える財界・大企業と、性的消費の関係を、明確に描いた、という点では「価値」があったと思いました。